女優の高岡早紀が、10月5日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『リカ』(毎週土曜23:40~ ※全8話予定)に主演することが30日、明らかになった。

  • (左から)小池徹平、高岡早紀、大谷亮平=東海テレビ提供

このドラマは、五十嵐貴久の『リカ』シリーズが原作。常軌を逸した女・リカが「女は28歳で結婚し、家庭に入るのが一番幸せ」と永遠の28歳、乙女のような純粋さを持ちながら、愛を求め恐るべき犯罪を遂行し、周囲を破滅に追い込んでいく戦慄のエピソードを2部構成でドラマ化する。

その“純愛モンスター”・リカを演じるのが、高岡。「台本を読み、これは相当大変な役だと思いました。嫌われる女性を演じたことは過去にたくさんありましたが、ここまで救いようがなく、嫌われる要素しかない女性を演じた経験はありません。台本を読んでいてもうまく読み進められていないという現状で、単純に恐ろしい女に出会ってしまったと思っています」と印象を語る。

第1部でリカのターゲットとなるのは、小池徹平演じる外科医・大矢昌史。婚約者もいて順風満帆な人生を送るも、リカの登場で全てが狂ってしまう男性を演じる。

小池は「リカのストーカー度が進む過程が鮮烈に印象に残りました。この作品はホラー的なジャンルになると思いますが、リカ自身がただ怖いストーカーというだけではなく、彼女の家庭環境のせいでこうなってしまったと想像させるような部分もしっかり描かれているというのがすごいと思いました」と感想を語った。

そして、第2部でターゲットとなるのは、大谷亮平演じる映画製作プロデューサー・本間隆雄。妻と別居中、仕事のリサーチでマッチングアプリを通じてリカと出会い、破滅の道をひた走っていく。

大谷は「リカはかなり強烈なキャラクターではありますが、現実に起きてもおかしくないストーリーだと思いました。ストーカーに迫られる役ということもあり、いろいろと考えてしまったというのが正直な感想です。実際にストーカーの事件も多々ありますし、どういう対処法がベストなのかと、リアルにスリルを感じながら台本を読ませていただきました」と話している。