京浜急行電鉄は29日、土休日ダイヤを10月26日、平日ダイヤを10月28日に改正すると発表した。土休日に座席指定の「ウィング・シート」を新設するほか、「モーニング・ウィング号」が平日朝に1本増発される。
新設の「ウィング・シート」は10月26日以降の土休日、泉岳寺~三崎口間で運行される2100形の快特のうち、下り9本(泉岳寺駅9時55分発から同駅15時15分発まで)・上り8本(三崎口駅11時16分発から同駅15時56分発まで)に導入され、日中時間帯に約40分間隔で運行される。2100形8両編成の2号車が「ウィング・シート」の車両となる。
料金は300円。「ウィング・シート」の座席指定券は「KQuick」(「ウィング号」「モーニング・ウィング号」のチケットを購入できるサイト)にて、乗車当日の4時30分から販売される。現金での取扱いや駅での販売は行わない。
乗車駅は下りが泉岳寺駅・品川駅・京急蒲田駅・京急川崎駅・横浜駅・上大岡駅、上りが三崎口駅・三浦海岸駅・京急久里浜駅・横須賀中央駅・金沢文庫駅・上大岡駅。下り・上りともにすべての快特停車駅で降車可能とされている。なお、「ウィング・シート」は年末年始をはじめ、一部運行しない場合がある。
■下り「ウィング号」は「イブニング・ウィング号」に
平日朝の「モーニング・ウィング号」は2015年から運行開始し、現在は1日2本を運行。利用者から好評で満席に近いこともあり、平日ダイヤが改正される10月28日以降、「モーニング・ウィング号」が1本増発されることになった。
ダイヤ改正後の「モーニング・ウィング1号」は横須賀中央駅6時5分発・品川駅6時57分着で運行され、横須賀中央駅・金沢文庫駅・上大岡駅が乗車駅、品川駅が降車駅となる。他2本はダイヤ改正後も現行の時刻で運行されるが、号数が変更され、三浦海岸駅6時9分発・品川駅7時28分着の列車は「モーニング・ウィング3号」、三浦海岸駅7時56分発・泉岳寺駅9時22分着の列車は「モーニング・ウィング5号」となる。
今回のダイヤ改正では、平日夕夜間に品川駅始発で運行される下り「ウィング号」の名称を「イブニング・ウィング号」に変更。あわせて号数を偶数に変更する。京急電鉄の発表によれば、「ウィング・シート」の新設により、「同一日・同一時間帯に上下線の運行が重なることから、号数を上り=奇数、下り=偶数に統一します」とのこと。