メールアプリの「VIP」は、登録したメールアドレスを差出人とするメールが到着すると特別な処理を行う機能です。VIPに登録された人物からのメールには、一般のメールとは異なる通知(表示スタイル/効果音)を設定できるほか、そのメールを特定の領域(VIPフォルダ)に自動仕分けすることもできます。

VIPの登録対象は、「連絡先」に名前がありメールアドレスも登録されている人物のほか、一度でも(メールアプリで)メールを受信したことがある人物も含まれます。前者はメールボックス画面の「VIP」行にある「i」ボタンをタップすると追加でき、後者はメールの差出人部分をタップし、現れた画面で「VIPに追加」をタップすることで追加できます。

名前のとおり、「VIP」は受信したメールを特別扱いするための機能ですから、自分にとっての重要人物を登録することがセオリーです。家族や気のおけない友人、大切な仕事のパートナーなど、メールの到着を見逃すと支障がある人物を登録しておけばいいでしょう。

自分をVIP登録するという活用方法もあります。備忘録代わりに送信した自己宛メール、CC/BCCに自分のアドレスを登録しておいたメールもVIP扱いされ、一般のメールとは異なる表示スタイル/効果音で通知を受けることになるため、うっかり処理を忘れてしまうことを防げます。

なお、VIPという言葉をポジティブ/ネガティブのどちらで解釈するかはユーザ次第です。細かいミスでも叱責しかねない自分の上司、油断ならない取引先の担当者など、厄介な人物をVIPとして扱うのもひとつの考えかたです。VIPフォルダ内ではポジ/ネガどちらのメールかを区別しにくいため、使いはじめの時点で統一しておいたほうがいいでしょう。

  • どういう人物をメールの「VIP」に登録すべき?

    「VIP」に登録しておくべき人物は?