日本HPは8月29日、同社製ノートPCなどを対象に、現在行っているバッテリパック自主回収プログラムの回収対象の範囲を拡大したとして、改めて確認を呼びかけた。該当バッテリパックは異常加熱事故などの恐れがあるため、無償交換を進める。
同社は、一部のHP製ノートPCおよび、モバイルワークステーションに搭載されているバッテリパックに安全上の問題が判明したため、2018年1月から自主回収・無償交換を進めている。
新たな対象製品は、2015年12月から2018年10月に販売した一部のノートPC、モバイルワークステーション。2015年12月から2018年12月の間に保守サポートで修理交換したバッテリパックの一部も対象となる。日本国内では302個が対象となるが、国内で事故の報告はないという。
交換対象のバッテリパックを搭載、または修理交換で対象バッテリパックが搭載された可能性のある国内販売品は下記の通り。
- HP ProBook 640 G2 Notebook PC
- HP ProBook 645 G2 Notebook PC
- HP ProBook 650 G2 Notebook PC
- HP ZBook Studio G3 Mobile Workstation
- HP ZBook Studio G4 Mobile Workstation
- HP ZBook 17 G3 Mobile Workstation
- HP ZBook 17 G4 Mobile Workstation
また、保守サポートで修理交換したバッテリパックが搭載されている可能性がある国内販売品は下記の通り。
- HP ProBook 655 G2 Notebook PC
- HP ProBook 640 G3 Notebook PC
- HP ProBook 645 G3 Notebook PC
- HP ProBook 650 G3 Notebook PC
- HP ProBook 655 G3 Notebook PC
- HP ProBook 455 G4 Notebook PC
- HP ProBook 470 G4 Notebook PC
- HP ProBook 430 G5 Notebook PC
- HP ProBook 450 G5 Notebook PC
- HP ProBook 470 G5 Notebook PC
- HP mt20 Mobile Thin Client
- HP Pavilion x360
同社は、所有するバッテリパックが交換対象かどうかを確認できるWebサイトを公開。また、対象のバッテリパックを交換するまでの間は、PCを「バッテリ安全モード」に設定し、ACアダプタを接続して使うよう呼びかけている。