日産自動車・新型「スカイライン」の出足が好調だ。2019年7月19日の受注開始から約1カ月の8月25日時点で受注台数は1,560台に到達。月間販売目標は200台なので、約8倍の注文を獲得したことになる。受注の内訳としては、話題の先進運転支援技術「プロパイロット2.0」を標準装備するハイブリッド車と3.0L V型6気筒ツインターボエンジンを積むガソリン車がほぼ半々となっている。
V6ツインターボエンジンを積むガソリン車の受注が計画以上
日産のスカイラインは1957年に誕生したプレミアムスポーツセダン。新型はハイブリッド車とエンジン車のラインアップで、ハイブリッド車には先進運転支援技術「プロパイロット2.0」が標準装備となる。プロパイロット2.0はナビゲーションシステムと連動した運転支援技術で、一定の条件を満たせばハンドルから手を放した状態での「ハンズオフ走行」が可能になる。
日産によると、2019年8月25日時点で新型スカイラインの受注台数は1,560台に達している。ちなみに、昨年1年間の累計受注台数は約2,000台(モデルチェンジ前)だったので、新型は発売から約1カ月で昨年1年分の75%を受注したことになる。
受注の内訳を見ると、プロパイロット2.0を標準装備するハイブリッド車の台数が755台と全体の48%を占める。ターボエンジン車の受注は計画以上で、最高出力304psを発生するグレードが425台、同405psのグレード「400R」が380台となっている。「400R」はスカイラインの長い歴史で初めて最高出力400psを超えるパワーを獲得したモデル。購入者の比率を見ると、ほかのグレードよりも若い世代が多いのが特徴的だという。