Insta360は8月28日、アクションカムの新製品「Insta360 GO」を発表した。親指ほどのサイズしかないスティック型の超小型軽量モデルで、重さはわずか約18.3g。本体をタップするだけで動画の撮影が始まり、AIを利用して自動的にハイライトシーンをつないだ動画を生成する機能も持つ。磁気を利用してカメラを服や帽子などに装着するなど、さまざまな固定方法を用意するのもポイント。高精度の電子式手ぶれ補正機能も搭載する。

実売価格は税込み2万3800円。Insta360の公式ストアや家電量販店、Amazonなどで予約受付を開始する。

  • 親指ほどのサイズしかない超小型アクションカム「Insta360 GO」。このサイズでも防水設計となっている

手で持たず、さまざまな部分に固定して撮影できるアクションカム。本体に撮影ボタンや液晶パネルは搭載せず、本体をタップするだけで最長30秒間の動画を撮影したり、タイムラプスやハイパーラプスの動画が撮影できる。スマホを一緒に携帯しなくても撮影が楽しめるようにした。本体はIPX4の生活防水機能を備えており、水しぶきがかかる状況や浅い水中でも撮影できる。

  • 本体に操作ボタンなどはなく、本体をタップして操作する

  • 背面には専用充電ケースの充電端子のほか、磁石がくっつく部分を搭載する

  • 360度カメラとは異なり、レンズは片側のみに搭載する

撮影は通常の動画だけでなく、ハイパーラプスやスローモーション動画、螺旋を描く表現のバレルロールなどが撮影できる。撮影した動画は、AIによる画像認識を利用してハイライトシーンを並べ替え、BGMに合わせた動画を自動で生成する「フラッシュカット」機能を搭載する。

Insta360 GOで撮影した動画。ハイパーラプスやバレルロールをはじめ、さまざまなユニークな効果を加えることが可能だ

動画の解像度は2720×2720ドット/25fps、写真の解像度は3040×3040ドット。内蔵ストレージは8GB。内蔵バッテリーで約200クリップ(20秒間の動画の場合)の撮影ができる。

本体サイズはW49.4×H21.4×D14.85mm、重さは約18.3g。おもな付属品は充電ケース、磁気ストラップ、簡易クリップ、吸着パッド、スタンドなど。

  • 充実した付属品。Insta360 GOを固定するためのアクセサリーや充電ケースなどがそろっている

  • クリップパッド(付属)を使って帽子に固定したところ

  • 磁石でくっつく吸着パッド(付属)を服の内側にセットすれば、服に固定できる

  • ピボットスタンド(付属)を使ってサーフボードに取り付けたところ

手ぶれ補正やバレルロール、動画編集など、Insta360 GOの特徴を解説した動画