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【この記事のエキスパート】
フリーライター、小物王:納富 廉邦(のうとみ やすくに)

フリーライター、小物王:納富 廉邦(のうとみ やすくに)

文化、飲食、メディア、ガジェット、雑貨、伝統芸能など、娯楽全般をフィールドに雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、講演などで活動する。

文具系、カバンなどの装身具、お茶、やかん、ガジェット、小説、落語などに関する著書もある。テレビ「マツコの知らない世界」ではボールペンの人、「嵐にしやがれ」ではシステム手帳の人として出演。


メガネを破損から防ぎ、ホコリや汚れなどから守るメガネケース。持ち運びに便利なスリムタイプや、丈夫なハードケースなど種類やデザインも豊富です。この記事では、メガネケースの上手な選び方とおすすめ商品をご紹介します。

メガネケースの役割と重要性
メガネケースは必要?

「メガネケースはいらない・必要ない」と思っている方もいるかもしれませんが、メガネを使用する人にとってメガネケースは重要。衝撃によるレンズやフレーム部分の破損を防ぎ、ホコリや汚れからも守ってくれます。

とくにメガネの掛けはずしが多い方は持っておくべきアイテムです。メガネのレンズはちょっとした衝撃でもキズがついてしまうので、丈夫なメガネケースで保管しておくようにしましょう。

パカッと開く一般的なタイプのほかに、スタイリッシュなデザインのメガネケースも数多く販売されていますので、ぜひお気に入りのメガネケースを見つけてくださいね。

破損や汚れ、ホコリから守る
メガネケースの選び方

まずは、メガネケースを選ぶときのポイントをご紹介します。

【1】メガネのサイズをチェック
【2】形状で選ぶ
【3】素材で選ぶ
【4】複数収納できるものも
【5】好きなデザインで選ぶのもアリ

これらのポイントに注目して選んでみましょう。

【1】まずはメガネのサイズをチェック

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

メガネにはさまざまなサイズがあります。ケースを選ぶ場合に重要なのは、メガネを折りたたんだときの幅と高さ、そして、つるをたたんだ状態での奥行きです。とくに最近は、たたんだときにあまり平たくならないタイプのメガネが増えているので、奥行きはケース選びにかなり重要になります。

大きめのハードシェル型ならば、ほとんどのメガネが収納できますが、持ち歩く場合、なるべく小型のケースを選びたいもの。その場合、メガネの大きさがケース選びのもっとも重要なポイントになりますから、ケースに入れたいメガネのサイズは把握しておきましょう。

【2】メガネケースの形状で選ぶ

メガネケースの形状には、一般的なフタ付きの開閉式だけでなく、差し込み式やロール式、スタンド式など4タイプに分けられます。特徴を詳しくご紹介していきます。

開閉式|もっともスタンダードな形状で、種類も多い!

出典:Amazon

開閉式は、メガネケースのなかでもっともオーソドックスな形状です。マグネットやボタンで留められ、フタがついているのでホコリや汚れ、思わぬ衝撃からメガネを保護できます。ケース本体に厚みがあるほど頑丈ですが、そのぶん重くなりますので、選ぶときはケースの重量も気にしてみてください。

差し込み式|サッと出し入れできる

出典:Amazon

差し込み式は、薄型のスリムな形状をしたタイプのメガネケースです。フタを開け閉めする必要がなく、サッと取り出しやすいのがメリット。軽量でコンパクトな作りの商品が多く、収納しやすいのもポイントです。普段はメガネをかけず、学校やオフィスなど一定の場所で使うなど、外に持ち運ぶことが多い方におすすめです。

ロール式|おしゃれでスタイリッシュにメガネを収納

出典:Amazon

ロール式のメガネケースは、帆布など布や革製のものが多く、くるくると巻いて紐で留めるタイプのもの。おしゃれでスタイリッシュにメガネを収納できます。デザインにこだわりたい方やプレゼントにおすすめです。

スタンド式|ベッドサイドなど定位置に置きやすい

出典:Amazon

スタンド式は、自立型のメガネケースで立てて使うことができます。1日中メガネをかけている人は就寝前にメガネを外すので、ベッドサイドなどに置きやすいスタンド式が便利です。また、携帯用として使えるタイプは、メガネケースだけでなくペンケースとして使うことも可能です。

【3】メガネケースの素材で選ぶ

メガネケースはおもにハードタイプとソフトタイプの2種類に分けられます。それぞれどんな素材が使われているかチェックしてみましょう。

金属・プラスチック・木製などのハードタイプ|耐久性に優れている

出典:Amazon

ハードタイプの主な素材は、アルミやステンレスなどの金属やプラスチック、木材など。誤って落としたり物にぶつかったりなど、さまざまな衝撃からメガネを保護してくれます。誤って落としたり多少ザツに扱っても平気なので、頑丈さを第一に求める方におすすめです。

ただしハードタイプにはボックス型の開閉式のものが多く、バッグのなかでかさばりやすいのが難点。そのため自宅やオフィスなどでの保管用に向いています。持ち運び用として選ぶ場合は、折りたたみできるものやカラビナ付きのものを選ぶといいですよ。

革・布製のソフトタイプ|薄型&軽量で持ち運びやすい

出典:楽天市場

ソフトタイプは、布や革製などやわらかい素材で作られているメガネケース。薄型で軽量のものが多く、持ち運びしたい方におすすめです。すっきりコンパクトに収納できるので、荷物がかさばりません。

ハードタイプと比較すると耐衝撃性は落ちますが、日常使いなら問題ないでしょう。一方で、口がマグネット式のものは落とした衝撃でメガネが飛び出してしまう可能性も。心配な方は、ボタンや紐などの留め具付きを選ぶといいでしょう。

レザーは耐久性が高く、経年変化によって風合いが増していくので長く愛用したい方にぴったり。キャンバスなど布製のメガネケースは手洗いできるものが多く、清潔に使えます。

【エキスパートのコメント】

プロからのワンポイントアドバイス

メガネケースの基本的な用途は、壊れものであるメガネの保護です。そのため、一般的にはハードシェル型が主流で、しっかりとなかのメガネを守る構造になっており、家での保管、旅行時にカバンのなかに入れておくなどの用途で活躍します。

ただし、乱視鏡や読書鏡のように、必要なときに掛け外しするメガネには、ハードシェル型のケースは持ち歩きにも出し入れにも面倒。この場合、保護よりも携帯性や軽量さなどが重要になります。

複数のメガネを使い分ける人も増えているので、多数のメガネを収納できるタイプや、予備のメガネを持ち歩くのに便利なソフトシェルタイプのものなどもあり、用途に応じたさまざまなメガネケースがあります。

【4】複数収納できるものも便利!

出典:Amazon

持ち歩き用のメガネケースのなかには、メガネを複数収納できるメガネケースがあります。たとえば普段使っているメガネ以外に、老眼鏡やサングラスなどメガネを複数持ち歩きたい場合におすすめです。いつでも付け替えられるので旅行のときも便利ですよ。

【5】ブランドやキャラクターなど、好きなデザインで選ぶのもアリ

出典:Amazon

プレゼントでメガネケースを贈るとき、相手の好みが分からない場合は有名ブランドで選ぶのもひとつです。とくに人気なのは、オロビアンコやイルビゾンテなどの革製品ブランド。デザイン性はもちろんのこと、経年変化によって使い込むほど風合いが増し、丈夫で長持ちするので機能性にも長けています。

また、ディズニーやサンリオ、スヌーピーなどのキャラクターデザインも人気があります。自分や贈る相手が好きなキャラクターのものを選べば、飽きずに長く愛用できますね。

迷ったらチェック!
メガネケースの人気ブランドを紹介

先ほど選び方の部分で触れた、メガネケースの人気ブランドをいくつかご紹介します。自分用にはもちろん、プレゼントで商品選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

オロビアンコ:革製製品に注目!

出典:Amazon

オロビアンコは、1996年にイタリアで生まれたファクトリーブランドです。イタリア語で「Orobianco」とは、白金、貴重なるものという意味。バッグをはじめ、アパレルやシューズ、ファッション雑貨などを取り扱っています。

オロビアンコのメガネケースには、イタリアンレザーが使用されています。スタイリッシュかつアンティークなデザインは、大人の男性におすすめしたい逸品です。価格帯は1万円前後とやや高め。男性へのプレゼントにも人気のブランドです。

ホワイトハウスコックス:耐久性の高いレザーに強み

出典:Amazon

1875年創業、イギリスの老舗ブランド「ホワイトハウスコックス」。当初は高品質な馬具や英国軍の軍用アイテムを中心に製造していましたが、耐久性の高いブライドルレザーを使用した革製のファッションブランドとして名を馳せています。

ホワイトハウスコックスのメガネケースは、上質なレザーで丁寧に縫製された高級品。革ならではのエイジングを楽しめます。メガネケースだけでも2万円ほどする高級ブランドなので、プレゼントにおすすめです。一流ブランドを求めるなら、ぜひチェックしてみてください。

イル ビゾンテ:ハンドメイドの味わいが魅力

出典:Amazon

1970年にイタリア・フィレンツェで創業された「イル ビゾンテ」。ファッション好きな男性だけでなく女性にも人気の革製品ブランドです。「IL BISONTE」とは、イタリア語で「水牛」のこと。力強く気高い水牛の姿からインスピレーションを受けた創業者が、ブランド名とロゴに採用したそう。

職人がひとつひとつ丁寧に仕上げており、革本来の質感をそのまま生かされています。ハンドメイドならではの風合いが魅力です。価格帯は1万円程度~とやや高めで、男女問わずプレゼントにおすすめです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)