「ガンプラ」などで知られるバンダイスピリッツは、同社が持つプラモデルの成形技術を発展・進化させ、新たな表現に挑戦するプロジェクト「Figure-riseLABO」の第2弾として、「Figure-riseLABO 初音ミクV4X」(6,000円/税抜)を発表した。2019年12月に発売される。
「Figure-riseLABO」第1弾プラモデル「Figure-riseLABO ホシノ・フミナ」では、フィギュアでも特に難しいとされる「肌」の質感表現をテーマに、構成するパーツの厚みを変えることで、成形色の"透け"を生かし、肌の持つ赤みや透明感、陰影の美しいグラデーション、さらには頬のチーク、お腹のシャドウ、脚の血色を再現。フィギュアでふつう人の手によって施される繊細なカラーリングを、成形色で表現してしまう大胆な試みは、発売前から大きな話題となった。
「Figure-riseLABO 初音ミクV4X」では、「グラデーションによる色彩の表現」をテーマに、初音ミクV4Xのその長い髪をグラデーションで再現することに挑戦。極小1パーツを最大4色成形できる技術「レイヤードインジェクション」をさらに発展させ、特徴的な長いツインテールで大きな面積でのグラデーション表現を行っている。
もちろん、「Figure-riseLABO ホシノ・フミナ」で用いられた肌表現技術も生かされており、ほんのりと赤みを帯びた頬が印象的。偏光パール素材を腕と脚に使用し、鮮やかに色を返すことで生地の透け感の表現にも挑戦している。