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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。
今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。
バス釣りはスピニングリールやベイトリール、釣り方やルアーの種類によって選ぶ素材も太さも変わってきます。ナイロン、フロロカーボン、PEラインがあり、初心者は何を基準に選べばいいか迷ってしまいます。この記事ではバス釣り用ラインの選び方とおすすめ商品を紹介します。
釣りライター直伝!
バス釣りラインの選び方
それでは、バス釣りラインの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】ラインの種類で選ぶ
【2】太さ(号数)はリールと釣り方で選ぶ
【3】コスト重視ならボビン巻きがおすすめ
上記の3つのポイントを押さえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ラインの種類で選ぶ
バス釣りで使用するラインはおもに「ナイロンライン」「フロロカーボンライン」「PEライン」の3種類になります。
ナイロンライン:扱いやすく初心者におすすめ
しなやかで適度な張りがあり、ライントラブルなども少なく扱いやすいのがナイロンラインの特徴です。水を吸収しやすく、耐久性という観点からはほかの2種類から見劣りしてしまいますが、価格が一番安く初心者は迷わずナイロンラインを選ぶとよいでしょう。
ナイロンラインは一般的に、ルアーを用いた巻物系のバス釣り全般に適しています。
フロロカーボンライン:カバー撃ちやベイトフィネスにおすすめ
感度と耐摩耗性にすぐれているのがフロロカーボンの特徴です。素材じたいが硬く比重が水より重いため、水中での直進性を維持しやすく障害物やあたりも感じやすくなっています。
バスが隠れている水生植物や流木などの障害物付近を狙うカバー撃ちや、軽いルアーをベイトリールでピンポイントに狙うベイトフィネスなどに向いていますが、ライントラブルのバックラッシュには注意してください。
なお、ナイロンとフロロカーボンを組み合わせたカーボナイロンという製品もあります。
PEライン:大物狙いでトップウォーターやパワーフィネスにおすすめ
PEラインの特筆すべき特徴はその強度です。ナイロンラインやフロロカーボンラインと比べると、同じ太さでも数倍ほどの強度があります。
そのため、細いラインでも強度を保ったまま遠投できたり、パワーフィネスに向いています。また、比重が軽いため水に浮きやすく、水面を攻めるトップウォーターにも適しています。
その反面、摩擦強度は低いため岩場やコンクリートなどに擦れるような場所には向いていません。そのためPEラインを利用する際は、ナイロンやフロロカーボン素材のショックリーダーを利用するのもひとつの手です。
【2】太さ(号数)はリールと釣り方で選ぶ
ナイロンラインとフロロカーボンラインの太さは「lb=ポンド」で表します。一方PEラインは「号」数とlbが両方記載されているのが一般的です。数字が大きくなればなるほど太さと強度が大きくなります。
この太さは、スピニングタックルとベイトタックルで使用する目安が変わってきますし、釣り方によっても変わってきます。
※あくまで目安となります。
スピニングリールの目安:細いラインがおすすめ
スピニングリールを用いたスピニングタックルの場合、ナイロンラインは6~10lb、フロロカーボンラインは3~6lb、PEラインは0.4~1号を目安としてみるとよいでしょう。
ベイトリールの目安:太いラインがおすすめ
ベイトリールを用いたベイトタックルの場合、ナイロンラインは10~30lb、フロロカーボンラインは6~25lb、PEラインは0.8~5号を目安としてみるとよいでしょう。
釣り方別の目安
バスフィッシングで使われるラインはフィネスでは3~5lb、ベイトフィネスで6~12lb、巻物系で12~16lb、カバー撃ちやビッグベイトまでのヘビータックルで16~25lbぐらいまで使い分けます。
これとは別にPEラインを用いる釣りだと、パワーフィネスでの号数は0.8~1.5、トップウォーターではラインが浮くことを利用するため太めの3~5号前後がよく使われます。
釣り方とタックルに合わせて、必要な太さのラインを選びましょう。
【3】コスト重視ならボビン巻きがおすすめ
バスフィッシングで消耗が激しいのは10~16lbぐらいの、いわゆる巻物系やライトカバーなどに使うラインです。消耗が激しいものには、コスパの良いボビン巻きタイプのラインを活用するのもおすすめです。
巻物系は飛距離を出すので、それだけラインの傷みが早くなりますし、カバーを打てばすぐに傷が入るのでどんどん捨てていく必要があります。
そんな傷みの早いラインに品質を重視した高価なものを使っていれば、必然と1回の釣りに掛かるコストは高くなります。掛かるコストが高くなるほど、経済的にも釣りの回数を増やすことは難しくなるでしょう。
値段の安いボビン巻きのラインでも劣化する前にどんどん取り換えていけば、ラインの品質を保ったまま釣りを楽しめます。釣りに行く回数を少しでも増やすためにも、費用対効果を考えてライン選びをしましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)