開催まであと1年となった東京2020パラリンピック。大会の機運を高めるため、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、8月25日に代々木公園でパラリンピックの体験イベント「みんなのスポーツ × ファンフェスティバル」を開催した。
会場では、陸上競技や車いすテニス、ボッチャなど、アスリートによる競技のデモンストレーションや体験会が行われた。
陸上競技場では、巨大扇風機を使って走り幅跳びの世界記録を狙う「ワールドレコードチャレンジ・ロングジャンプ」が行われ、パラ世界記録(8m48)を持つドイツのマルクス・レーム選手が挑戦した。
3度目のジャンプで、8m50のジャンプを見せ、みごと世界記録を更新し会場を沸かせた。なおこの記録は特別ルールのため公式記録とはならないとのこと。
車いすテニスのスペシャルマッチでは、ガリベンズ矢野さんと小島よしおさんが、パラリンピック代表に内定している国枝慎吾選手、上地結衣両選手と共にスペシャルマッチを行った。
そして、国際パラリンピック委員会特別親善大使および、日本財団パラリンピックサポートセンタースペシャルサポーターに就任した、「新しい地図」として活動する香取慎吾さん、草なぎ剛さん、稲垣吾郎さんと国際パラリンピック委員会副会長のドゥエーン・ケール氏の記者会見が行われた。
会見で、2018年の平昌冬季パラリンピックを現地観戦した香取慎吾さんは「パラリンピックを見たことで人生観が変わった。大いに盛り上げたい」とコメントした。3人は、その後会場で車いすテニスを体験した。