ポルシェは同社初の電気自動車(EV)「タイカン」のインテリア画像を公開した。着想の源となったのは、1963年に登場した初代「911」のダッシュボード。ドライバーとスポーティーな着座位置にこだわったインテリアデザインは「典型的なポルシェ」だと同社は表現している。

  • ポルシェ「タイカン」のインテリア

    ポルシェ初の電気自動車「タイカン」のインテリア画像

「ヘイ、ポルシェ!」のボイスコントロールを搭載

ポルシェは2019年9月にタイカンを発表する予定。それに先立ち、インテリアの画像をこのほど公開した。

メーターパネルは16.8インチのディスプレイで、画面には本物のガラスを使用するとのこと。ポルシェ特有の丸型メーターを表示する「クラシックモード」のほか、「マップモード」「フルマップモード」「ピュアモード」の計4種類から表示モードが選べる。

  • ポルシェ「タイカン」のインテリア

    メーターパネルの端には、ライトおよびシャシー機能を直接操作する小さなタッチコントロールフィールドが備わる

ステアリングホイールは「ベーシックバージョン」と「GTスポーツステアリングホイール」の2種類。ネジの頭が見える特徴的なデザインとなっていて、ドライビングモードの選択に使用するポルシェ特有の丸型モードスイッチを備えている。

  • ポルシェ「タイカン」のインテリア

    この画像によれば、助手席側にもディスプレイが搭載されるようだ

全てのユーザーインターフェースは、ポルシェがタイカンのために新たにデザインしたものとなる。スイッチやボタンなどの制御用ハードウェアは、大幅に数を減らしているという。これらの物理的な制御系パーツに代わり、タッチ操作や「Hey Porsche」コマンドに応答するボイスコントロール機能が備わったことから、より直感的な操作が実現しているとのことだ。