カシワバラ・コーポレーションは8月26日、「マンション生活に関する実態調査」の結果を発表した。調査期間は2019年7月19日~23日、調査対象は現在マンションに居住し、かつ直近3年以内にマンションを購入/賃貸契約した20~69歳の個人で、有効回答は600人。

  • 実際に住んでみて、そこで初めて気づいた不満点はありますか?

    実際に住んでみて、そこで初めて気づいた不満点はありますか?

マンションを選ぶ際、何らかの点について妥協をしたことがあるか尋ねたところ、78.5%が「ある」と回答。また、現在居住するマンションに「不満がある(やや含む)」と答えた割合は53.2%で、特にマンション選びに妥協した経験がある人では60.1%に上った。

「不満がある」と答えた人に、実際に住んでみた時点で初めて気づいた不満点を聞くと、「収納が少ない」が最も多く39.8%。次いで「防音設備」が35.7%、「キッチンが狭い」が24.8%、「日当たりが悪い」が21.0%と続き、内見時には気づきにくい点が上位に入った。

これまでに「住んでよかった」マンションの特徴は、1位「駅/バス停が近い(公共交通機関までのアクセスが良い)」(52.7%)と、上位5位のうち3つがマンション周辺地域に関するポイントとなった。

一方、これまでに「住んで失敗した」マンションの特徴は、1位「防音設備が悪い」(31.7%)と、上位5位のうち3つが他の住民の行動に対する不満となり、「集合住宅の難しさ」(同調査)が見受けられる結果となった。

憧れのマンション設備は、1位「宅配ボックス」(36.8%)、2位「床暖房」(33.0%)、3位「駅直結」(32.3%)、4位「浴室乾燥機」(32.2%)、5位「敷地内にコンビニ/スーパー」(26.0%)となり、同調査では「自分の生活を快適にする設備にあこがれを持つ人が多い」と分析している。