日本テレビ系大型特番『24時間テレビ42』(24日18:30~25日20:54)の「24時間駅伝」を見事完走した、お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜、ガンバレルーヤのよしこ、同局の水卜麻美アナウンサー、お笑い芸人のいとうあさこが、25日の『行列のできる法律相談所』生放送出演後に取材に応じ、激走の裏側を明かした。
アンカーのいとうは、あらためて「やっぱり時間内に(両国国技館に)来れなかったのは悔しかったんですけど、4人がつなげて良かったなと思います」といい、走ってる最中は「3人が待ってるなということだけを考えてて、走ってきたら急に内村(光良)さんが出てきたから、ちょっと意味が…」と混乱したそう。
一番つらかった場面を聞かれると、「最後の2時間が間に合わないと言って、ずっとトレーナーさんが私の仙骨あたりをちょっと触りながら、気づいたらものすごく風切って走ってるから、これは2時間もたないんじゃないかいう不安と恐怖がありました」と回想。ただ、「(仙骨を触られたら)人って進むんだって思いました」と効果があったようだ。
第1走者の近藤は、今回の挑戦について、「人生で自分からこんな長い距離を走ろうなんて一度たりとも思ったことがなかったので、走り終わった後に自分の中でどういう変化が生まれるんだろうと思ったら、ただただ3人と一緒にゴールしたい完走したい、3人と一緒に喜ぶ顔がしたっていう思いに純粋になって。だからすごい楽しかったし、気持ち良い時間でした」と充実の様子。
また、第2走者のよしこにタスキを渡すときに「時間かけちゃいけないと思ってたんですけど、いざ待ってる顔を見たら、グワーッとハグしたくなって。いや無理! これから行くっていう顔と、待ち受けてくれているすごいいい顔をしてたんで、グワーッと行ったんだけど、テンション上がりすぎてハイタッチが全然うまくいかなくて(笑)。夜中だしね」と苦笑いした。
それを受け止めたよしこは「春菜さんが角を曲がってきて、限界なのにむちゃくちゃ猛スピードで来てくれたときの顔を見て、やっぱりあの瞬間に一気に頑張ろうって、つながなきゃって思えて火がついて、そこから水卜さんにしっかりつなげる、2人(水卜アナ&いとう)に絶対時間を作らなきゃいけないと思って、その一心でずっと走りましたね」と、決意を新たにしたとのこと。
そして、第3走者の水卜アナは「走った後に口をついて出たのが『楽しかった!』ということで、それはいろんな人に話しかけられて、こんなにいろんなこと言ってくれるんだなっていうこともあるし、人生で得難い経験ができたこともそうだし、あと4人集まると結局めちゃくちゃ楽しいっていう(笑)。毎回みんなで集まると、『つらいよね』『苦しいよね』って言ったことが1回もなくて。『24時間テレビ』は、夏の最後にみんなに楽しんでほしいという思いもあって、その中で駅伝を面白がってもらえればなって思ってたから、この3人が走ってくれるなんて『超楽しい!』って思ってたので、それが伝わってればいいなと思いました」と心境を述べた。
また、いとうにタスキを渡す際、「言いたいこといっぱいあったのに、結局何も言えなくて、涙が出て何もしゃべれなくなってしまって…。それであさこさんがずっと『がんばったよ』って声をかけてくれて。あさこさんも早く行かなきゃいけないのに、私ずっと(泣いてたから)、それをずっと待ってくれてて」というエピソードを披露。
いとうも「やっぱダメだよね、すぐ離せないよね」と同情しながら、「さすがに(長すぎる)って、大人がちょっとザワザワしてたから、2人(近藤&よしこ)に『後は頼んだよ』って言って、そっと渡して出かけたのを覚えてる(笑)」とスタートを踏み出したそうだ。
今回の駅伝で結束が強まった4人だが、今後一緒に何をしたいのかを聞かれると、いとうは「とりあえず私とよしこは明日映画行くけど、一緒に行く?」と提案。近藤は「1回4人でお疲れさま会して、その流れでパジャマパーティーしましょうよ」と誘ったが、いとうは「まずパジャマ買わないと。粗悪なTシャツで寝てるから」と、ハードルを打ち明けた。
また、近藤と水卜アナは、翌朝8時に『スッキリ』の生放送が控えていたが、近藤が「誰か起こしてください!」と希望すると、水卜アナは「起こし合います(笑)」と応えていた。
なお、いとうがゴールした後、CMに入り、総合司会の羽鳥慎一が「本当にお疲れさまでした!」と声をかけると、国技館には約20秒の長い拍手が沸き起こった。ここから水卜アナが仕切り、「あらためて、『24時間テレビ42』無事放送を終えることができました。皆さんありがとうございました!」とあいさつ。
続けていとうにマイクを向け、「本当の沢山の声をいただきました、本当に力をいただきました、本当にありがとうございました!」という言葉を拾い終えると、そのマイクがよしこの頭に当たってしまうハプニングが発生し、よしこが水卜アナにお約束の「クソがっ!!」をお見舞いしていた。