旅行に行きたいけれど懐がさみしくて…と夏の予定をあきらめかけている人はいませんか。家にある不要なモノが夏の旅行に化けるかもしれません。
エアトリが始めた新しい決済手段「モノ払い」はいわば現代版物々交換。モノを売って航空チケットが買えるサービスとはどんなものなのか?詳しくチェックしていきましょう。
不要なモノで航空チケットが買える!? エアトリのモノ払いとは?
家にある不要なものを売って航空チケットが買えれば、家は片付くし旅行も安く行ける! そんな一石二鳥が実現するのが、エアトリが新しく採用した決済手段の“モノ払い”です。
モノ払いは、即時買取アプリの「CASH」を運営するバンク社の新しい決済手段で、買い取ったモノの買取額をそのままエアトリの航空券購入に使えるという仕組みになっています。
エアトリでは、航空券の購入にクレジットカードやコンビニ決済、銀行振込、Amazon Payなどさまざまな決済手段を選択できますが、そのなかに「モノ払い」決済という方法が選択できるようになりました。
モノ払いの仕組みと使い方は?
モノ払いで決済するには、航空チケットを予約した後に「あとから決済」を選んで、決済画面で「モノ払い」を選択します。
必要事項を入力して「モノ払いを始める」をクリックし、売りたいもののカテゴリーやブランド、コンディションを選択して写真を撮影します。
写真を撮影するとすぐに買取価格が提示されます。査定額に同意すればその金額が支払額に充てられます。複数の商品をモノ払いにすることもできます。
モノ払いだけでは不足する金額はクレジットカード払いになります。逆に査定額が支払額を上回る場合には、「CASH」アプリを通して返金される仕組みになっています。
不要なものを売ってそのお金でほしいものを買うというのは、たとえばメルカリなどで不用品を売って手にした代金で別の欲しいものを買うということがオンラインで手軽にできるようになっていますが、売った代金をそのまま購入に使え、画面の指示通りに入力していくだけで、モノ払いができるのでもっと手軽に手持ちの品を使って航空券が買えるようになっています。
気を付けなければいけないことはどんなこと?
モノ払いはモノを支払いに充てるので、モノを送ったり取引するうえで必要なことがいくつかあります。まず、支払いにあてるモノは予約から2週間以内に集荷日を設定して、モノを送ります。
モノ払いの額が1万円以上の場合は、古物営業法により本人確認のための証明書の提出が必要です。免許証やパスポートなどの証明書類のアップロードが必要です。
また、モノ払いでの決済ができるのは国内航空券の購入でモノ払い上限額は5万円まで。それ以上の額の場合には差額はクレジットカード払いになります。
モノ払いは、エアトリ以外にファッション通販サイトのナノ・ユニバースでも決済手段として利用できるようになりました。手持ちのお金がなくても物々交換感覚でショッピングができるうれしい決済手段として、今後も利用できるサイトが増えそうな予感です。