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【この記事のエキスパート】
料理家/栄養士/スポーツ栄養学講師:玉利 紗綾香
栄養士免許取得後、食品会社に勤務。プライベートブランド商品の開発過程に携わる。
その後、料理研究家のもとで修行後、栄養士、料理家として独立。
現在は、自身のスポーツ経験、栄養士の知識を活かし、 スポーツ専門学校でスポーツ栄養学の講師や、CM、書籍、雑誌、料理教室等を開き、多方面で活動中。
ポリフェノールの健康効果も期待できるぶどうジュース。大人も子どもも楽しめるジュースです。この記事では、ぶどうジュースの選び方をご紹介。またワイン農家やぶどう農家がつくる、高級品種のおいしいぶどうジュースを厳選しておすすめしていますので、ぜひ見てみてくださいね!
ぶどうジュースとは?
ポリフェノールたっぷりのぶどうからつくられるジュースです。ぶどうポリフェノールには、抗酸化作用やおなかの調子を整える働きがあります。おいしいだけでなく、体にもよい飲みものを飲みたい人にぴったりです。
ただし、「健康効果が期待できておいしい」魅力的なジュースですが、カロリーが高めのものが多いので、飲み過ぎには気をつけましょう。
ぶどうジュースの選び方
ポリフェノールの健康効果が期待できるおいしい飲み物「ぶどうジュース」。コンビニやスーパーで買えるものや、通販で買えるものなど、さまざま販売されています。料理のアレンジにも活用でき、プレゼントにもおすすめです。
この記事は、栄養士の玉利紗綾香さんに、ぶどうジュースを選ぶときのポイントを解説していただきました。ぶどうジュースの種類や品種による味の違いを知って、ぜひ商品選びに役立ててくださいね。
ポイントは下記。
【1】製法から選ぶ
【2】ぶどうの品種で選ぶ
【3】成分表示をしっかりチェックする
【4】ワインメーカーのジュースにも注目
【5】ぶどうの名産地のジュースも人気!
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】製法から選ぶ
製法によって味わいにも違いが生まれます。「濃縮還元タイプ」と「ストレートタイプ」のふた通りの製法の違いを押さえて、ご家族のスタイルに合った方を選択しましょう。
果汁を水で薄めた「濃縮還元タイプ」
濃縮還元は、果汁の水分を抜いてペーストにし水を加えて戻す方法で作られています。原料のぶどうは海外産が多く、ペーストにして輸送しているケースが多いです。果汁100%ジュースも濃縮還元タイプになります。
果物の美味しさそのままの「ストレートタイプ」
濃縮還元の商品よりも値段が高めです。果物から絞った果汁を低温殺菌した後にパックや瓶に詰められたものです。水などで薄められていないので100%果物の美味しさを感じられます。お値段は高めですが、ぶどうそのままの味を感じられます。子供に飲ませるときにも安心です。
【2】ぶどうの品種で選ぶ
ぶどうジュースの味わいは、品種によっても異なります。ぶどうジュースを選ぶときは、品種にもこだわってみましょう。
濃厚さを求めるなら「赤ぶどう」
ぶどうの品種はとても多く、世界には1万種以上のぶどうが存在するといわれています。赤ぶどうジュースと白ぶどうジュースだと、赤ぶどうジュースの方が流通量が多いです。
商品化されている赤ぶどうジュースのなかで多く使われている品種は、「コンコードグレープ」です。
酸味を楽しむなら「白ぶどう」を
白ぶどうは、糖度が高い赤ぶどうに比べると、酸味が強い特徴を持っています。さっぱりとした後味があります。
白ぶどうジュースでよく使われるのが「ナイアガラ」という品種です。甘味が高いけどすっきりとした味わい、特有の香りが特徴です。
【3】成分表示をしっかりチェックする
ぶどうジュースを選ぶときは、ラベルの成分表示をしっかりチェックしましょう。
こだわり派は「無添加」か確認する
健康志向で糖分が気になる人、なるべく安心して飲みたいと思っている人は、無添加のものや糖分が配合されているか確認しましょう。果汁と記載があっても、砂糖が入って甘みが足されているものもあります。
また、消費期限をのばすための添加物が配合されているものもあるので、表記をきちんと確認するようにしましょう。
原材料表示欄で「果汁のパーセント」もチェックする
裏面の表示やパッケージには、ジュースの種類、果汁のパーセンテージが記載されています。「ジュース」と表記できるものは、農林水産省の果実飲料品質表示基準において果実100%のものだけと決まっています。それ以外の果汁10%以上、100%未満の商品については原材料表示欄をぜひ確認してみてくださいね。
果汁のパーセンテージが高いほど濃厚で、ぶどう本来の味をお楽しみいただけますよ。
【4】ワインメーカーのジュースにも注目
ワインメーカーがつくっているぶどうジュースもあります。ぶどうジュースを選ぶときは、メーカーにも注目してみましょう。
ワイン用のぶどうは「ポリフェノール」が多い
ワイン醸造用のぶどうを使った100%果汁のぶどうジュースは、ポリフェノールも多く含み、美容や健康にも最適です。炭酸割りにしてスパークリングのように飲むのもおいしいですよ。
味わいも深いので、市販のぶどうジュースと比べてみてもいいですね。
ワイン風味が味わえる「ノンアルコールワイン」
ワイナリーでつくられたぶどうジュースには、ノンアルコールワインの位置づけのものもあります。ワイナリーがワイン醸造前のぶどうを使って、こだわってつくられたジュースが多いのが特徴です。
ノンアルコールと分類されている物の微量のアルコールが含まれているタイプもあるので、注意して選びましょう。
【5】ぶどうの名産地のジュースも人気!
ぶどうの名産地といえば、日本のぶどうの収穫量の多くを占めている山梨県や長野県が有名。もちろんぶどう農家が多いので、ぶどうジュースを加工しているところも多いです。
また、ぶどうの品種も高品質なものが多く、デラウェアやピオーネなどの高級ぶどうをジュースにしていることもあるのでチェックしてみてください。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)