◆本記事はプロモーションが含まれています。

【この記事のエキスパート】
インナービューティー料理研究家・フードコーディネーター:國塩 亜矢子

インナービューティー料理研究家・フードコーディネーター:國塩 亜矢子

「楽しく正しく食べてカラダの中からキレイに、健康に!」をモットーに、「インナービューティー」を軸としたコラムの執筆やレシピ開発等を通じ、女性のライフステージごとに関わる「食×美」の大切さを幅広く発信中。二児の母。

【所有資格】
女子栄養大学認定食生活指導士1級、ベジフルビューティーアドバイザー、調味料ソムリエなど。


バニラ香料の種類はさまざまで、「バニラエッセンス」「バニラオイル」「バニラエキストラクト」、製菓材料に欠かせない「バニラビーンズ」などがあります。この記事ではおすすめ商品をフードコーディネーターの國塩亜矢子さんへの取材をもとにバニラエッセンスの選び方とおすすめ商品を紹介します。

バニラオイルとの違いは
バニラ香料・バニラエッセンスとは?

出典:Amazon

「バニラエッセンス」はバニラ香料の種類の一つです。バニラ香料の種類には「バニラエッセンス」のほかに、「バニラオイル」「バニラエキストラクト」、製菓材料に欠かせない「バニラビーンズ」などがあります。

バニラは高さ約10メートル以上にもなるつる性植物で、さや状の果実が実ります。そしてそのバニラの未熟な緑のさやを収穫し、乾燥と発酵を繰り返す「キュアリング」という工程を経てやっと、私たちがよく目にする黒くてツヤのある長細いさや状になります。独特の甘い香りもこのキュアリングをすることで生まれます。

それぞれの使い道を解説!
バニラエッセンスの選び方

ここからは、バニラエッセンスをはじめとするバニラ香料を選ぶときのポイントをご紹介します。

【1】用途や目的に合わせて選ぶ
【2】原材料を確認しておこう

上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】用途や目的に合わせて選ぶ

お菓子作りなどに使うバニラ香料には、いくつかの種類があります。その種類によって特徴や使用方法などが違いますので、目的にあったバニラ香料を選んでくださいね。

「バニラビーンズ」は香りが楽しめる

出典:Amazon

バニラの最大の魅力はなんといっても、うっとりするような甘く魅力的な香り。それはバニラの未熟な緑のさやを収穫し、乾燥と発酵を繰り返す「キュアリング」という工程のおかげで生まれます。上質でやさしい香りを求めるのなら、キュアリングを終えた「バニラビーンズ」を選ぶとよいでしょう。

使い方は、バニラビーンズを必要な長さにカットし、さらに縦半分に切ってナイフの先でさやのなかにぎゅっと詰まった黒く小さな種を削ぎとります。そしてその種とさやを、製菓に使う牛乳やシロップに加えて加熱し香りを移して使用します。

バニラビーンズは少々価格が高いですが、バニラ本来のやさしく芳醇な香りを楽しめるのが魅力。さやは香りが消えるまで繰り返し何度も使うことができます。

「バニラオイル」は焼き菓子向け

出典:Amazon

バニラビーンズは値段も張るし手間もかかる、もっと手軽にバニラの香りを楽しみたい、そんなときは「バニラオイル」はいかがでしょう。バニラビーンズより手ごろな価格で、スーパーの製菓材料コーナーにも置いてあります。

そもそもバニラオイルは、香り成分を油で抽出したもの。香りが飛びにくく耐熱性があるため、焼き菓子などにピッタリです。焼きプリンやマフィンなどもおいしくいただけるでしょう。

なおバニラオイルを抽出するのに使う香り成分は、天然成分か人工香料になります。

「バニラエッセンス」は冷菓や生菓子向け

出典:Amazon

バニラエッセンスは、バニラの香り成分をエタノールなどのアルコールから抽出して作られたものです。濃縮度が高いため数滴で手軽にバニラの香りを楽しめます。

水に溶けやすい性質を持つバニラエッセンスの使用に適した温度帯は、−20〜40℃程度。ムースやプリンなど冷たいお菓子や生菓子で利用しやすいタイプです。なおバニラエッセンスは、バニラオイル同様、使われるバニラの香り成分が天然成分か人工香料になります。

「バニラエキストラクト」はナチュラルな香りが特徴

出典:Amazon

「バニラエキストラクト」とは、キュアリング工程を経たバニラビーンズを、さやごとウォッカやラムなどのアルコールに数カ月間漬け込んで、バニラ本来の甘い香りを抽出したもの。基本的に人工香料や添加物は使われず、体にもやさしいのが特徴です。

日本ではまだ珍しいですが、海外ではバニラエッセンスよりもバニラエキストラクトのほうが主流で、手作りする方も少なくないんだとか。濃縮度はバニラエッセンスよりも低いので、使用する量はやや多めになるでしょう。

バニラエキストラクトは、バニラエッセンス同様、水に溶けやすく使用に適した温度が−20〜40℃程度です。アイスなどの冷菓・生菓子などに使いやすい温度帯ですが、ベースがアルコールなので、小さな子どもや妊婦さん・授乳中の方が使用する際は、必ず加熱してアルコール分を飛ばすことを忘れずに!

「バニラペースト」は使い勝手のいい本格派

バニラペーストは、バニラビーンズを凝固剤とまぜてペースト状にしたものです。バニラビーンズをそのまま使っていますので、黒いつぶつぶ入りのペーストです。また冷たいお菓子から焼き菓子まで対応できますよ。

バニラペーストはバニラビーンズの長所を持ちながらも、使用方法がかんたんで保存のしやすさから人気のあるバニラ香料です。

【2】原材料を確認しておこう

バニラ香料の原材料のなかには、天然素材だけではなく人工香料などが使われるケースがあります。成分を気にする方は、購入前に良質なバニラエッセンスを選ぶためのポイントをおさえましょう。

バニラビーンズか材料に入っているかをチェック

バニラエッセンスを購入する際には、商品のラベルを見て、原材料をチェックしてみましょう。ポイントは、良質な証であるバニラビーンズが使われているか否かです。

バニラ香料のなかには、高価なバニラビーンズの代わりに、それに似た人工香料や添加物が使われているケースがあります。安価なものは、人工香料やカラメル色素などの添加物が加えられているものも多く、好みによっては香りが「人工的」「甘すぎ」と感じる方もいるかもしれません。

また、バニラビーンズが原材料として記載されている場合でも、人工香料などが多少使われているものもあります。余分な原材料が入っていないかは、商品のラベルなどを見て確認しておきましょう。

原産国・生産者情報があるかを確認

良質なバニラエッセンスを選ぶには、バニラビーンズの原産国情報などがあるとよりいいでしょう。メーカーによっては原産国だけではなく、生産者・栽培方法などについて紹介しているところもあります。そういったバックグラウンドがわかると、商品に対する印象もいいほうに変わっていきますね。

成分を気にする場合、原産国・生産者情報がある商品とないものと、どちらがよりいいかは明白です。

オーガニックの商品かどうかも確認

出典:Amazon

バニラエッセンスの原材料であるバニラビーンズは、海外から仕入れしているものがほとんど。そんな状況で気になるのは、農薬使用量です。日本国内の場合は使用する農薬の残留基準がありますが、海外のものがメインのバニラビーンズは、オーガニックのものを選んだほうがいいでしょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)