JRグループは23日、消費税率が10月1日から引き上げられることなどを受け、「青春18きっぷ」をはじめとするお得なきっぷの発売価格を改定すると発表した。あわせてJR東日本など各社もお得なきっぷ等の価格改定を発表している。
今回発表された価格改定により、冬季の「青春18きっぷ」(発売期間は2019年12月1~31日、利用期間は2019年12月10日から2020年1月10日まで)の価格は現行の1万1,850円から1万2,050円(鉄道事業法にもとづく届出前の予定価格)に改定される。同期間に利用できる「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」も現行の2,300円から2,490円に改定される。
JR東日本では、10月1日の消費税率引上げにともなう価格改定商品の一例として、「週末パス」が現行の8,730円から8,880円、「都区内パス」が現行の750円から760円、「休日おでかけパス」が現行の2,670円から2,720円(いずれも大人料金)に改定すると発表。一部のお得なきっぷで設定区間の見直しなどを行うことも発表され、「JR・東武 日光・鬼怒川往復きっぷ」の千葉駅発・大船駅発の設定区間が販売終了となる。
その他、JRグループは「ジャパン・レール・パス」「レール&レンタカーきっぷ」の価格改定も発表。JR西日本ではトクトクきっぷおよびインターネット予約サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」「e5489」での発売商品の価格を改定し、一部のトクトクきっぷや「e5489」商品の設定期間・設定区間を見直すと発表している。JR北海道・JR四国・JR九州も割引きっぷの価格改定を発表した。