JR東日本は23日、今年の秋の期間(10月1日から11月30日まで)に運転する増発列車の概要を発表した。「新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン」をはじめ、各地のキャンペーンやイベントに合わせた臨時列車が多数運転される。
「新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン」(新潟県・庄内エリアDC)は10月1日から12月31日まで3カ月間開催。JR東日本は新潟県・庄内エリアDCに合わせ、新たな観光列車「海里(KAIRI)」を導入し、新潟~酒田間で10月5日から運転開始するとともに、「ばんえつ物語」の12系客車を使用した臨時列車の快速「SL日本海美食旅(ガストロノミー)」「EL上越線美食旅(ガストロノミー)」を設定した。
「SL日本海美食旅」は12系客車7両を蒸気機関車が牽引し、11月2日に村上駅12時26分発・酒田駅17時47分着、11月3日に酒田駅10時16分発・村上駅15時13分着で運転。「EL上越線美食旅」は12系客車7両を電気機関車が牽引し、11月4日に新津駅9時0分発・水上駅12時3分着、水上駅15時20分発・新津駅18時2分着で往復する。なお、「SLばんえつ物語」も10~11月の土日祝日を中心に会津若松~新津間で運転される。
新潟地区ではその他、10~11月に臨時列車の快速「越乃Shu*Kura」「ゆざわShu*Kura」「柳都Shu*Kura」「角灯Shu*Kura」も運転予定。11月の土日祝日に新潟~弥彦間で臨時列車の快速「弥彦浪漫」が運転され、11月3・4日は「きらきらうえつ」(485系4両編成)、11月9・10日は115系3両編成、11月16・17・23・24日はキハ47形またはキハ47・48形の2両編成を使用する予定となっている。
秋田地区では10月12・13日、「男鹿のなまはげ」のユネスコ無形文化遺産登録を記念した臨時列車を秋田~男鹿間で運転。蒸気機関車と12系客車4両、ディーゼル機関車の編成で、往路は快速「DLおが」として秋田駅9時0分発・男鹿駅10時47分着、復路は快速「SLおが」として男鹿駅14時45分発・秋田駅16時17分着で運転される。
中央本線では10月13日、こうふ開府500年イベントの開催に合わせた臨時列車の快速「こうふ開府500年号」を運転。お座席車両「華」(485系6両編成)を使用した全車グリーン車指定席の列車で、往路は新宿駅8時32分発・甲府駅10時42分着、復路は甲府駅14時40分発・新宿駅16時44分着で運転される。
秋のやまなし観光プロモーションに合わせた臨時列車として、E257系9両編成を使用した特急「かいじ号(やまなし満喫号)」も設定。10月5日と11月9・16・30日に運転され、「かいじ81号(やまなし満喫号)」は新宿駅9時22分発・甲府駅11時5分着、「かいじ80号(やまなし満喫号)」は甲府駅17時8分発・新宿駅19時0分着となる。