シャープは8月22日、ウォーターオーブン「ヘルシオ」シリーズの新モデル「AX-XJ600」と「AX-CA600」を発表した。両製品ともに価格はオープン。AX-XJ600は8月29日発売で推定市場価格は80,000円前後(税別)、カラーはレッド系とホワイト系の2色。AX-CA600は9月5日発売で推定市場価格は70,000円前後、カラーはホワイト系のみ。
ヘルシオウォーターオーブンシリーズは、水蒸気をさらに過熱することで水で食材を「焼く」ことができる過熱水蒸気機能を搭載したオーブンレンジ。水で焼くことで、一般のオーブンの約8倍という熱量を食材に伝える。食材の栄養を残しつつ、余分な塩分や油分を落とす調理が可能。
ラインナップのフラッグシップモデルは、Wi-Fi対応でスマートフォンと連携する機能を搭載している。今回発表された「AX-XJ600」と「AX-CA600」は、Wi-Fi機能を持たないミドルクラスのモデルだ。AX-XJ600は総庫内容量30Lサイズで2段調理可能な大容量、AX-CA600は総庫内容量18Lで一段調理に対応したコンパクトサイズ。
AX-XJ600のみ、新機能として焼き調理に特化した「おくだけグリル」機能を搭載する。総量500~600gまでなら、異なる複数の食材を天板において、どの食材もちょうどよく焼き調理できるという機能だ。フラッグシップモデルの「まかせて調理」と似ているが、食材分量や食材の保存温度の違いを見極める機能は搭載していない。このため「まかせて調理」のように、「冷凍食材と常温食材の同時調理」などには対応しない。
2つの新モデルとも、2019年6月発売のフラッグシップモデルと同じ「レンジで1品」メニュー機能を搭載。これは絶対湿度センサーで庫内の仕上がり状態を検知することで、1~4人分までの料理をボタン一つで自動調理できる時短機能だ。レンジで1品メニューには、5分で作れる副菜メニューや、野菜の煮物、パスタなど幅広いバリエーションがある。
AX-XJ600の本体サイズは幅490×奥行435×高さ400mm、重さは約20kg。赤外線センサーのほか、絶対湿度センサー、温度センサーの3つのセンサーを搭載。ワイド角皿2枚と調理網1枚、メニュー集を付属する。
AX-CA600は本体サイズ幅490×奥行400×高さ345mm、重さは約17kg。搭載センサーは絶対湿度センサーと温度センサーの2種。角皿1枚と調理網1枚が付属。
両モデルとも、過熱水蒸気の温度調節範囲は100~250℃、スチーム発酵(35・40・45℃)・発酵(30℃)。レンジ出力は1000W(1000W時連続運転時間は最大3分)・600W・500W・200W相当。加熱水蒸気調理のほか、電子レンジ、スチーム調理、グリル調理などにも対応し、AX-XJ600のみ熱風コンベクション機能も搭載する。