フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、“車椅子のアイドル”仮面女子の猪狩ともかとその家族に密着する『ある日 娘は障がい者になった ~車椅子のアイドルと家族の1年~』を、25日に放送する。
昨年春、「強風で飛ばされた看板にぶつかり女性が大ケガをしました」というニュースが。自分の娘が病院のベッドに横たわる姿を見るまで、父親は他人事と思っていた…。
脊髄損傷で両足が動かなくなった娘・猪狩ともか(当時26歳)の職業は歌って踊るアイドル。オリコン1位を獲得したこともあるアイドルグループ「仮面女子」のメンバーだ。夢を奪われた娘、それは一家に、突然訪れた悲劇だった。
定年退職を2年後に控える公務員の父。残りの人生をかけて車椅子の娘を支えていこうと思った矢先、娘は「アイドルを続ける」と言い出した。芸能事務所もサポートしていくといい、こうして“車椅子のアイドル”が誕生した。
アイドルが車椅子で活動するという注目度を武器に復帰した娘だが、そう簡単なことではなかった。「仮面女子」は激しいダンスで、ライブを中心に活動するグループのため、車椅子がメンバーの動きを制限してしまう。それどころか、ライブをやりきる体力もない。事務所には「障がい者を見世物にするな」という批判の声が…それでも仕事は次々と入ってくる。
歩くことができなくなった娘と夢をあきらめない娘に父ができることは…。この放送日は、裏で日本テレビの大型チャリティー特番『24時間テレビ』が放送される中、車椅子のアイドルと家族の1年を、かつてアイドルグループ・おニャン子クラブのメンバーとして活躍していた国生さゆりのナレーションで追っていく。
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