エン・ジャパンはこのほど、「副業」についての調査結果を明らかにした。同調査は6月26日~7月28日、10,207名を対象にインターネットで実施したもの。
現在、副業を希望しているか尋ねたところ、41%が「希望している」「どちらかといえば希望している」と回答した。仕事満足度が高い場合、副業希望者は53%だが、仕事満足度が低い場合は37%で、16ポイントの差が出た。仕事満足度が高い人ほど、副業希望率も高い傾向にあることがわかった。
現在就業している会社で、副業は認められているか聞くと、23%が「認められている」と回答した。
副業希望者に希望する理由を尋ねると、仕事満足度に関わらず「収入を増やしたい」(88%)が最も多かった。仕事満足度が高い人は「知見・視野を広げたい」(25%)、「キャリアを広げたい」(25%)、仕事満足度が低い人は「知見・視野を広げたい」(22%)、「スキルアップを図りたい」(22%)などが多かった。
副業経験の有無を聞くと、32%が「経験がある」と回答した。副業経験がある人に経験してよかったことを尋ねると、最も多い回答は「副収入が得られた」(79%)だった。2位は「人間関係が広がった」(28%)、3位は「知見・視野が広がった」(24%)となっている。
仕事満足度の高低別に見て、10ポイント以上差が開いた項目は、 「やりたい仕事ができた」、5ポイント以上差が開いた項目は、「知見・視野が広がった」、「新しいスキルが身についた」、「新しいキャリア形成につながった」、「本業への取り組み方が変わった」だった。
副業経験のない人に副業の不安を聞くと、「手続きや税金の処理が面倒」(52%)、「本業に支障が出そう」(46%)、「過重労働で体調を崩しそう」(41%)が上位を占めた。
副業をするうえで不安に感じることを自由回答で答えてもらったところ、「アルバイトを2つ掛け持ちしており、確定申告が大変」「本業をしている際に副業に関しての連絡が来て気になる」「本業・副業とも体を動かす仕事だったため、2年くらいたってから体調崩した」といったコメントが寄せられた。