お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実が、NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(毎週日曜20:00~)に出演することが22日、明らかになった。また、浅野忠信と安藤サクラの出演も決定した。
徳井が演じるのは、1964年東京オリンピック 女子バレーボール日本代表監督の大松博文。女子バレーボールの実業団「日紡貝塚」を率い、175連勝という大記録を打ち立てた名監督で、“燃え尽き症候群”になっていたところを田畑政治に説得されて現場に復帰、1964年東京オリンピックで金メダルをもたらす。「回転レシーブ」などを考案し、その過酷な練習から「鬼の大松」と言われた。代名詞である「おれについてこい!」は流行語にも。戦時中はインパール作戦に従事、悲惨な戦場からの数少ない生還者の一人でもある。
徳井は「宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマですし、阿部サダヲさんも大好きなので、めちゃくちゃうれしいです」と喜び、「中学・高校とバレーボールをやっていたので“鬼の大松”のことは知っていました。『そんな怖いイメージ、俺にはないし…』と一瞬ひるみましたが、大松監督を演じられるのはすごく光栄なことだと感謝しています。あの日のバレーボール少年に、『お前は将来、大松監督をやるんやぞ!』って言ってあげたいです」とコメントを寄せた。
また、自民党幹事長・初のオリンピック担当大臣である川島正次郎役に浅野忠信、“東洋の魔女”の異名をとった女子バレーボール日本代表チームの主将・河西昌枝役に安藤サクラが決定。3人は、第41回(10月27日放送予定)から出演する。