俳優の安田顕が主演を務めるNHKの愛知発地域ドラマ『黄色い煉瓦~フランク・ロイド・ライトを騙した男~』(BSプレミアム 11月27日22:00~)の取材会が19日、愛知県常滑市内で開催され、安田、村上佳菜子、佐野岳、ダニエル・カール、平田満が出席した。
このドラマは、帝国ホテルを飾った黄色い煉瓦の製造に関わった職人たちの実話に基づき、ドキュメンタリックにドラマ化した物語。一人の女性ライターが、建築陶器の町・常滑を舞台に、伝説の職人の真実を探っていく。
“黄色い煉瓦”を日本で唯一作ることができたと言われている煉瓦職人・久田吉之助を演じる安田は、「愛知発地域ドラマということで、今回常滑市で撮影をさせていただいて、自分の中でこのドラマを通じて、自分の中で思い出の深い場所になったかなと感じております」とコメント。「いいドラマになればいいなと、こういった人間がいたんだということを視聴者の皆さんに届くといいなという思いで撮影に臨んでおります」と語った。
詐欺師と言われる久田吉之助の特集を担当することになった常滑出身のフリーライター・佳野久美役の村上は「今まで氷の上の表現を追求してきたんですが、氷でないところで、言葉を発しながら表現するということに挑戦させていただいてすごく面白いなという気持ちがすごく強かったのと、もっともっと成長していきたいなという気持ちでやらせていただきました」と演技の面白さを実感。「愛知県出身として、すごく興味深い話でもあるので、ぜひいろんな方にも見てもらいたいなと思います」と話した。
久田と激しく対立する帝国ホテル社員・牧口銀司郎役の佐野は「25歳の若さで、ある種国の未来の一端を担うという覚悟に、台本を通してすごく圧倒されました。それと同時に実在した方なので、その牧口さんに認めてもらえるよう頑張って撮影に臨んでいます」とコメント。
建築家フランク・ロイド・ライト役のダニエル・カールは「あの超有名な建築家、フランク・ロイド・ライトの役をできたことをとても光栄に思っております」と喜び、久田の黄色い煉瓦を一応手伝いしつつもライバルでもあるという職人・寺内信一役の平田満は「明治村や常滑など、愛知県ならではの風景を取り入れたこういうドラマに携わらせていただいて本当に光栄に思っています」も語った。
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