俳優の高嶋政宏とバイオリニストの高嶋ちさ子が、きょう22日に放送されるフジテレビ系番組『直撃!シンソウ坂上』(毎週木曜21:00~)で、今年6月に亡くなった俳優・高島忠夫さんについて語る。
今回は先週に引き続き、高嶋ちさ子を特集。25年ぶりに食事をともにした、いとこの高嶋政宏と、忠夫さんへの思いを語り尽くす。
番組では、忠夫さんが大ファンだったスペインの世界的歌手のフリオ・イグレシアスに会うために、一家全員で彼のバハマにある別荘に行った映像を公開。実は、忠夫さんは飛行機が大の苦手で、高島家では海外旅行が禁止だったという。そのため、バハマに行く前には家族全員で遺書を書いてから向かったという裏話が、息子の政宏から明かされる。
テレビのイメージとは異なり、忠夫さんは家では非常に厳しかったと語る政宏。来客時に騒いでいると、客が帰った後に直立不動の姿勢にさせられたままビンタをされたり、小遣い制で買いたいものも自由に買えなかったという子供の頃の思い出を振り返る。
また、バイオリンを始めたちさ子が、伯父である忠夫さんに「(仕事で)松田聖子ちゃんや田原俊彦さんに会うの?」と聞くと、「バッハを弾く人は、俗世間のものに耳を傾けちゃいけない」と怒られたエピソードを明かし、忠夫さんの真面目な性格を懐かしむ。
テレビを中心に幅広く活躍していた忠夫さんだったが、68歳の時にうつ病が原因で、突如芸能活動を休止。政宏はその際、急に白髪が増え、痩せて変わり果ててしまった父を見て、亡くなった時以上に衝撃を受けたと語る。番組では、忠夫さんを励まそうと、政宏が知人を集めてサプライズパーティーを行った際の映像も公開。弟・政伸が思わず涙した、忠夫さんの意外な行動とは…。
妻・寿美花代、そして2人の息子たちの支えもあり、うつ病発症から5年後の2003年に、忠夫さんは芸能界復帰を宣言するが、この頃うつ病に加え、パーキンソン病も発症、さらには不整脈のため心臓にペースメーカーを付ける手術も受けており、忠夫さんは表舞台から姿を消すことになった。
こうした中、フジテレビでは2013年に忠夫さんが病を患った後の高島家に独占密着を行った番組を放送(『独占密着!真実の高島ファミリー』2013年6月18日)。忠夫さんの最後のテレビ出演となったこの映像の中には、忠夫さんを施設に入れずに、毎日彼にマッサージを行うなど献身的に支え続ける花代の姿があった。
そして政宏は、これまで語られることのなかった家族葬の真実を明かす。斎場に行く際に、妻・花代が「私はついていかない」と言った背景にあったものとは…。
親戚であるにもかかわらず疎遠であったことから、一部週刊誌で報じられたのが政宏一家とちさ子一家の“2つのタカシマ家”の確執。今回も2人が一緒に食事をするにも25年という期間があったが、ここまで疎遠になっていたのはいったいどうしてなのか。政宏がちさ子を招いた焼き肉店で、“タカシマ家”らしい理由を明かす。
さらに、ちさ子と政宏が対談していたロケ現場に、両家の確執の中心人物ともいえる、ちさ子の父・弘之さんが登場。1951年に兄弟そろって神戸から上京してきた当時の思い出から、疎遠となったまま別れることになった兄・忠夫さんについて語り尽くす。
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