グローバルでは「Galaxy Note 10」が発表になり、改めて「Galaxyが気になってきた!」という人も多いことと思います。
筆者は日本での発売前にグローバル版の「Galaxy S10+」を、発売後にはドコモ版の「Galaxy S10 SCV41」を使用してきました。「10」が付く名前からピンときた人もいるでしょうか。「Galaxy S10/S10+」は「Galaxy S」シリーズの10周年モデルにあたり、それだけにとにかく完成度が高い! ハイエンドなスマートフォンゆえにもちろん安い買い物ではありませんが(S10で総額89,424円、S10+で101,088円。いずれもドコモオンラインショップ税込価格、24回払い時)、買って後悔することの少ない一台だと思います。
ディスプレイがきれいで、大きく見やすいのに持ちやすいとか、最新チップセット&たっぷりメモリーで、操作がサックサクとか、3眼カメラ搭載でワイドもズームもばっちり撮れる等々……。基本性能が充実しているのももちろん後悔しない理由のひとつですが、筆者の推しポイントは「他機種に比べてドヤれる機能が多い」こと。つまり自慢できるスマホだということです。
Galaxy S10、どこがドヤれる?
自慢できるポイントの1つは、たとえばディスプレイ。明るく色鮮やかな6インチ超え(S10は約6.1インチ、S10+は約6.4インチ)の有機ELディスプレイは、ハイエンドモデルならもはや珍しくありませんが、「Galaxy S10」シリーズに採用されているのは、インカメラ部分を切り欠いたいわゆるノッチ型ではなく、パンチホール型のディスプレイ。ノッチ型に比べると見た目にもスマートですし、ディスプレイが広々しています。
ノッチがない分、周りの額縁も左右はもちろん、上下もぎりぎりまで狭められていて、ディスプレイサイズ≒スマートフォンサイズと言っても差し支えないほど。これだけ額縁が狭いと、スマホを持ったときに余計なところを触って誤作動させてしまうのでは? と不安になりますが、筆者が使った限りではそういうトラブルはありません。何よりパンチホール型は、まだ採用しているスマートフォンが少ない。ほかにないということは、つまりドヤれるということです。
ディスプレイの中に指紋センサーを搭載しているのも、ドヤれるポイントのひとつ。この指紋センサーは超音波式で、いま日本で購入できるスマートフォンで超音波式を採用しているのは、「Galaxy S10」シリーズだけ。直に触る指紋認証センサーに比べると、指を強めに押し当てる必要があったりして、指紋の登録にはちょっと時間がかかりますが、一度登録してしまえばあとの読み取りは大変スムーズで快適です。
料理写真のコツは「メインを決めて撮る」
カメラは約1,200万画素の光学2倍ズームカメラ(F値2.4)、約1,200万画素で絞りを変えられるメインカメラ(F値1.5/2.4)、約1,600万画素の超広角カメラ(F値2.2)の3眼仕様。絞りを機械的に切り替えると、暗い場所で明るく撮れるだけじゃなく、明るい場所でも白飛びしない写真が撮りやすく、これも「Galaxy S」シリーズ独自の機構です。
光学ズームや超広角レンズの搭載は、最近のハイエンドスマートフォンのトレンドにもなっています。ズームとワイドが両方ともあるとやっぱり便利で、旅先などでのスナップ撮影がより楽しくなります。シーンの自動認識機能もあって大体の写真はオートできれいに撮れるし、背景をぼかした雰囲気のあるポートレートも撮れるのですが、中でも筆者のイチオシは料理写真。数あるスマートフォンの中でも、「Galaxy S10/S10+」のカメラが一番、料理を美味しそうに撮れるとさえ思っています。
「Galaxy S10/S10+」には「食事モード」という専用の撮影モードが用意されていて、これで撮ると背景をぼかしつつ色鮮やかな、五感に訴えるシズル感ある写真が撮れます。以前、料理を専門に撮影しているプロのカメラマンさんに、料理写真のコツは「メインを決めて撮る」ことと「明るさ」と教えてもらったことがあります。
「メインを決めて撮る」とは、1つの皿の中でどこにピントを当てるか決めて、背景をぼかすようにすると良いということ。「食事モード」だとそれがいとも簡単にできてしまいます。かつ、雰囲気のあるお店はだいたい薄暗くて、普通に撮ると料理も暗くなりがち。でも、先ほど紹介した絞りを機械的に切り替えられる機構のおかげで、料理が明るく撮れるのもポイント。正確に数えたわけではく体感ですが、最近SNSにアップした料理の写真では、「Galaxy S10」シリーズが最も多くの「いいね」を獲得している気がします。