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【この記事のエキスパート】
フリーランスライター&フォトグラファー:平沢 千秋
ガーデニングを中心にインテリア、旅行などの分野で活動。
「12ヶ月の寄せ植えレシピ(黒田健太郎著)」「庭と暮らせば(松田行弘著)」「カルチュラル・インテリア」「ブーケシャンペトル・ア・ラ・メゾン(斎藤由美著)」(以上グラフィック社)、「BULBOUS PLANTS(松田行弘著/パイインターナショナル)」などの書籍で撮影や取材・文などを担当。
日当たりの悪い極小ベランダでシェードガーデンづくりを楽しむベランダガーデナーでもある。
好きな植物はシダとサボテン。
撮影や執筆の傍ら、端切れの古布を使った雑貨づくり工房「イグラ・イ・コネツ(マケドニア語で針と糸の意味)」を立ち上げ、作品制作を進行中。
ラティスは、幅の細い角材を格子状に組んだフェンスです。庭やベランダの間仕切りや背景として使い、強すぎる日差しや風当たりを和らげたり、外部からの目線を遮るなどの役割があります。本記事では、ラティスの選び方やおすすめ商品をご紹介します。
ラティスとは
ラティスとは、幅の細い角材を格子状に組んだフェンス。庭やベランダの間仕切り、ガーデニングの背景などに使用され、強すぎる日差しや風当たりを和らげ、外部からの目線を遮るなどの役割があります。
格子状だけでなく、ルーバー状(木材を並行に組み合わせた形状)や、フェイクグリーンの付いたネット状のものなど、さまざまな種類の商品があります。
ラティスの選び方
それでは、ラティスの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】設置・組み立てが必要か
【2】用途
【3】防腐処理されているか
【4】価格
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】設置・組み立てが必要かチェック
ラティスを設置するときは、組み立てやすいかどうかもチェックしたいポイント。完成した状態で販売されている商品は、わざわざ組み立てる必要がありません。
簡単なのは、紐などを使って近くのフェンスに結んでしまうという方法です。また、強度を重視するなら、金具を使った設置方法がおすすめです。土の上に設置するのであれば、先の尖った金具を取り付けて土にしっかりと差し込みます。
しかし、ラックが付いている商品やラティスに底板がある商品は、自分で組み立てることが多く、場合によって、工具や接合するためのアイテムが必要となるので、事前にチェックしておくといいでしょう。
【2】用途をチェック
ラティスを設置する際は、どんな用途に使用できるかもチェックしましょう。
例えば、格子に組んだタイプは、程よい目隠し作用とともに、風通しがよいのが特徴です。さらに目隠し効果を高めたい場合は、横板格子タイプがおすすめです。目隠し効果はもちろん、日焼け効果も高めたい場合は、羽根に角度をつけて平行に張ったルーバータイプを使うとよいでしょう。羽板同士に隙間が空いているため、風通しも確保されます。
ポイント:プランター付きや伸縮性タイプも便利!
ラティスの用途によっては、「プランター付き」の商品や「伸縮性」のある商品も視野に入れましょう。小さなスペースや狭いベランダを美しく演出したい場合は、パネルの下に収納ボックスやプランターを合体させたフェンスがおすすめです。
仕切りや目隠しの役目だけでなく、ガーデングッズの収納や植物の植え込みもできるため、空間を有効利用が可能。また、設置場所のサイズに合わせて調整できる伸縮性タイプは、仕切りとして利用したい場合や設置場所の幅が不明なときにおすすめです。サイズを微調整できるので、さまざまな場所に合わせて使用できます。
【3】防腐処理されているかチェック
ラティスの素材は天然木材、人工木、アルミ、金属やアイアン製、樹脂製などがあります。天然木は木の風合いが楽しめますが、定期的に合成樹脂系の塗料を塗り、防腐・防虫効果を保たせる必要があります。
あまりにも安価なものは防腐処理をしていないことがありますが、その場合は耐久性が低いため、避けたほうがよいでしょう。アルミ製は木製に比べてサビや腐食に強く長持ちし、軽量なことが特徴。金属製やアイアン製は、重厚感や高級感が演出でき、アンティーク風の空間づくりをしたい人におすすめです。
【4】価格をチェック
ラティスの場合、安かろう悪かろうが存在するのもまた事実です。購入する前にはできるだけ、材質が薄っぺらくないか、耐久性は大丈夫かを確認してから購入するようにしましょう。
目安として、5,000円前後のものであれば耐久面では問題ないでしょう。なかには、金属製のものもありますので、長い目でみるならば、こうした製品を選ぶのが結局は経済的といえそうです。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
劣化すること前提で購入しましょう。
ラティスを設置するきっかけは、隣家との仕切りや目隠し、風除け、日除けなど、実用的な目的が多いかもしれませんが、ラティスの役割はそれだけではありません。草花をからませたり、外壁を隠したりすることで、庭やベランダを美しく変化させられます。
ラティスは基本的に屋外に設置するため、経年劣化は避けられません。特に、天然木の場合は、色褪せや腐食が徐々に起こります。その変化を劣化と見るか、風合いが出たと見るかはその人次第。腐食が気になるなら、人工木や樹脂で作られたものがおすすめです。
好みと目的に合ったラティスを設置して庭が快適な空間になれば、ブランチやティータイムを楽しめるアウトドアリビングとして使いたくなるかもしれませんよ。