8月15日から18日の期間中、東京都港区のお台場海浜公園にてトライアスロン国際大会「ITUオリンピッククオリフィケーションイベント」が開催された。同会場は東京2020オリンピック・パラリンピック大会の競技会場でもあるため、東京2020大会本番のテストイベントとしても位置付けられていた。
15日はエリート女子、16日にはエリート男子がそれぞれ行われ、17日のパラトライアスロンでは水質検査で大腸菌レベルが基準値を大幅に超過したことが判明したため、スイムが中止となりランとバイクのデュアスロンに変更となった。18日には水質も改善し、東京2020大会から新種目として行われる男女によるトライアスロン混合リレーが予定通り行われた。
混合リレーは男女2人の4人でチームを組み、個人種目よりも短い距離、スイム(水泳)300m、バイク(自転車)7.4km(3.7km×2周回)、ラン(長距離走)2km(1km×2周回)の合計9.7kmをリレーで競う。
競技には22カ国がエントリーし、日本は高橋侑子選手、ニナー・ケンジ選手、井出樹里選手、古谷純平選手のメンバーで挑むも11位に終わった。
今回のリレー競技の感想を聞かれ、高橋選手は「個人とは違って面白い競技。短い距離だがいろいろな力を試される」と話し、ニナー選手は「チームごとのレースを見て面白かった。競技にも集中できた」。同じく井出選手は「リレーは今年からで経験は少ないが、チームで戦っている感じが実感できた」、古谷選手は「個人のレースは自分と相手との戦いだが、リレーは国との戦いなので総合力が問われると思う」とそれぞれコメントした。
レースは接戦を制したフランスが優勝し、2位がイギリス、3位がアメリカという結果となった。
またお台場海浜公園の会場には協賛企業のブースも設けられ、競技観戦に訪れた親子連れなどで賑わいを見せていた。