新潟を拠点に活動するアイドルグループ・NGT48が18日、新潟のNGT48劇場にて新公演「夢を死なせるわけにいかない」を行い、約3カ月ぶりとなる劇場公演を再開させた。定期公演は、約8カ月ぶりとなる。
元メンバー・山口真帆への暴力事件に端を発する一連の問題で、活動休止状態が続いていたNGT48。公演開始前、登壇した早川麻依子劇場支配人は、「こうして今日の日が迎えられたのは日頃から応援してくださているファンのみなさまのおかげです。本当にありがとうございます」と感謝し、「NGT48が新潟にあってよかったなと思っていただける方が一人でも増えるようにメンバー・スタッフ一同、これからできることをひとつひとつ頑張って参りたいと思います」と再始動に向けての意気込みを伝えた。
Overtureが流れる中、可動式巨大LEDパネルに新潟の景色やこれまでのレッスンに打ち込む姿が映し出されるとメンバーがステージに登壇し、新公演はスタートした。オープニング曲「ロマンス、イラネ」が始まり、「夢を死なせるわけにいかない」が新公演と分かると、会場をさらに大きな歓声が包む。同公演は、AKB48チームAとチームKの混合メンバーで結成された「ひまわり組」が、2007年から上演していた公演だ。
「愛の毛布」で本編終了後、アンコールを経て「ハートが風邪をひいた夜」を終えると、初日の記念として1曲を追加。高倉萌香が「NGT48の原点とも言える大切な曲」と「Maxとき315号」を紹介。公演に出演していなかった研究生もステージに登場し、全メンバーでのパフォーマンスで初日公演を終えた。
最後のあいさつでは、この公演でセンターに抜てきされた清司麗菜が、「私たちはNGT48のことが大好ききで、またみんなで一緒に前に進んでいくと決めました」と決意表明し、「新潟のみなさんに愛されるグループになりたいという夢を諦めずにファンの皆様と一緒に、そしてスタッフさんと一緒に、ここにいるメンバーみんなと一緒に少しずつ前に進んでいけたらと思っています。これからもNGT48の応援をよろしくお願いします」と呼び掛けていた。
■清司麗菜コメント
ステージに立つまでは不安な気持ちがあったんですが、Overtureが流れて照明が点いて、ファンのみなさんの顔を見た瞬間に、待ってくれていた方がこんなにも沢山いたんだと実感することができて嬉しかったです。そして、劇場公演の大切さ、ステージに立てるありがたさをあらためて感じることができました。
この公演ではセンターを務めさせていただくことになりましたが、ポジションを初めて聞いた時には、みんなを引っ張っていかなくてはいけないポジションなので、正直、私で大丈夫かなとプレッシャーもありました。でも、レッスンをしていく中で、みんなが支えてくれたおかげで、公演はみんなで作っていくものだともあらためて思えたので心強かったです。これからメンバーとスタッフさんで、またゼロからNGT48公演を作り上げていきたいと思います。ひとりでも多くの方にご覧いただければ嬉しいです。本日は本当にありがとうございました。