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【この記事のエキスパート】
マラソン完走請負人:牧野 仁

マラソン完走請負人:牧野 仁

アスレティックトレーナー、ストレングス&コンディショニングトレーナーとして活躍。

アスリートのケガの復帰から、競技力向上まで、様々な知識と経験を駆使して、市民ランナーの指導を専門に行うJapanマラソンクラブを設立。

NHKBS「ラン×スマ」などで指導。著書「楽して走ろうフルマラソン」など多数執筆。(有)スポーツネットワークサービス代表


ランニングをするうえで、おしゃれなメンズランニングウェアを着るとモチベーションも上がります。この記事では、マラソン完走請負人の牧野 仁さんに教えていただいたランニングウェアの選び方とおすすめ商品をご紹介。40代や50代でも着られるかっこいいランニングウェアを紹介します。

ランニングをするならランニングウェアを

出典:Amazon

ランニングウェアは、ランニングやウォーキング、軽い運動をおこなう際に体が動かしやすいように作られたウェアです。伸縮性や通気性があり、また吸汗・速乾性により、いつでも快適に体を動かすことができます。

UVカット機能を備えたものもあり、オールシーズン着まわしが可能で、家庭用の洗濯機で気軽に洗えるので、お手入れがかんたんな点も特徴のひとつです。

メンズランニングウェアの選び方

マラソン完走請負人の牧野 仁さんに、メンズランニングウェアを選ぶときのポイントを教えてもらいました。快適に着こなすのにも重要なポイントとなりますので、商品探しの参考にしてください。

ランニングに向いた機能を持っているかチェック

ランニングウェアは、体を動かすことを前提に作られているので、ランニングに向いた機能が備わっているかを確認しましょう。

通気性・吸収速乾機能を追求した素材に注目

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ランニングウェアは、通気性・吸収速乾性など、汗に素早く対処することに重点を置いています。最近のランニングウェアは機能が高く軽量であり、街にもそのまま出かけられるようなオシャレなデザインのものも。こだわりの高機能素材を使用したさまざまなランニングウェアが、各メーカーから販売されていますので、まずは通気性・吸収速乾性に注目して選んでみましょう。

購入する時に、素材メーカーの札(ラベル)がついているので、チェックしてみましょう。

着脱しやすく動きやすい伸縮性がある素材

ウェアの素材に伸縮性があることで、着脱しやすく、体が動かしやすくなります。

反対に生地がかたいと、着心地が悪く体を拘束しているような感じを受け、また思うようなタイムに届かないというデメリットも出てきます。

実際に試着してみるとどの部分がどれだけ伸びるかも確認しやすいですが、できない場合は口コミなどをチェックして判断しましょう。

着用する季節や時間に合わせて選ぶ

ランニングウェアは、オールシーズン対応する仕様にはなっていますが、それでも着用する季節や時間帯を意識して選ぶように心がけましょう。

夏場のランニング用に選ぶ場合

夏場のランニングは汗を多くかくため、通気性や吸汗性があるか確認します。熱気を逃し、汗冷えなどを避けることで、著しい体力の消耗を避けられます。また速乾性があれば、夜洗濯しても、翌朝には乾いていることが多いのですぐ着ることができて便利です。

太陽が出ている時間にランニングをおこなうのであれば、素材にUVカット機能があるものを選ぶと強い紫外線からも体を守ることができます。

夜間のランニング用に選ぶ場合

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年間を通して夜間や早朝のランニングをおこなう場合は、リフレクター(反射材)のついているものや、色や柄がはっきりとわかるものを選びます。

リフレクターがついていることで、交通量の多い道路を走る場合や、薄暗い時間帯でも対向車や人に自分の存在に気づいてもらうことができ、万が一の事故を防ぐことができます。ビタミンカラーのウェアや大きな柄もののウェアも同様です。

袖やズボン丈の長さで選ぶ

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ウェアには、長袖・半袖や、長ズボン・短パンなどのバリエーションがあります。特徴を把握し、好みや運動量に合ったものを選びましょう。

体温調節がしやすい半袖・短パン

夏場はもとより、ランニング中に汗をかくことが多い人は、肌が外気に触れやすい半袖・短パンタイプのウェアがいいでしょう。自然の風を感じやすく、服の摩擦などによる抵抗も少ないため快適にランニングできます。

ランニングの前後や寒い季節には、上着やスパッツなどで重ね着をすることで体温を調整することができて便利です。

肌の露出を避けるなら長袖、長ズボン

夏場の紫外線や、冬場の冷たい外気から体を守るのであれば、長袖・長ズボンタイプを選ぶといいでしょう。転倒などの際に大きなケガを避けることもできます。

またランニング用に薄く通気性のよい素材のウェアも多く販売されているので、夏場でも紫外線防止のほか、夕立対策や害虫から身を守るために1枚持っておくと便利です。

ランニングフォームの矯正にも有効な加圧タイプ

ただランニングを行なうだけでなく、体を鍛える目的があるのであれば、加圧タイプのウェアにも注目しましょう。慣れるまでは、体を動かしにくく感じて走りにくいかもしれませんが、正しいフォームが身につくことでタイムも上がり、効率的な走りにつながります。

また疲労を感じにくい構造になっているものもあるので、ランニングへのモチベーションもあがり、長く続けられるでしょう。

デザインで選ぶ

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走るだけでなく「普段着」をイメージし、機能プラスかっこよく見せられるカジュアルウェアという目線でランニングウェアをチョイスするのもひとつの方法。走りのモチベーションを上げるポイントになるでしょう。ランニングTシャツといえば白だったものから、グレーなど落ち着いた色や蛍光色のものも出てきています。

機能性だけでなくファッション性も考慮してセレクトしたいところです。

多機能ウェアなら快適に過ごせる

【エキスパートのコメント】

寒い時期には厚着、暑い時期は薄着をするのがあたりまえですが、スポーツウェアについてもこれは同じです。夏冬兼用と考えてはいけません。汗をかきすぎると汗冷えもします。

ランナーのあいだでは、冬でも汗をかくから少し薄着、夏はランニングシャツという選択が主流です。寒さによる冷えや、汗をかいたあとの汗冷えに対応する生地のウェアを選び、体温調節をスムーズにしましょう。

さらに、UVカット機能や防水性、擦れにくい素材を使用しているものなど、快適性を追求したさまざまな機能にも注目しながら選んでみてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)