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【この記事のエキスパート】
整理収納・照明アドバイザー:伊藤 美佳代
心地良い暮らしの土台となる整理収納の大切さを整理収納アドバイザー2級認定講座や自宅収納見学セミナーなどで伝えながら、住宅照明プランナーとしても15年、住まいのあかりからも快適な空間づくりをご提案しています。
誰もが心地良く暮らせる「笑顔あふれる住まいづくり」をコンセプトに
整理収納とインテリアからトータル的に心地良い住まい方を色々なカタチでお伝えしています。
また、ネコも人も心地良くなれる家を建てた自身の経験から家族やペットにも優しい気持ちになれる「思いやり収納」やインテリアとしても楽しめる照明術、ネコも楽しめる住まいづくりについてなど、インスタグラムでも日々情報を発信中♪
単行本「スッキリ心地よく暮す プロ5人のおウチ収納テク」をはじめ雑誌掲載多数、その他執筆、TV東京「なないろ日和!」出演など多方面で活動中。
シーリングファンライトは、ファンと照明が一体となった製品。本記事では、シーリングファンライトの選び方とユーザーイチオシの商品、編集部のおすすめ商品を紹介。LED内蔵の薄型や静かで省電力のDCモーター搭載モデル、勾配のある傾斜天井に付けられる商品など、数多くある商品の中から厳選しました。
シーリングファンライトとは
シーリングファンライトとは、天井につけるファンとライトで、部屋の空気を循環させるファンと部屋を明るくする照明が一体となった製品です。デザインもおしゃれなものが多くインテリアとしてもとても人気があります。
シーリングファンライトを取り付けることで、室内の空気を循環させ冷暖房の効率をあげることができます。お部屋を快適にでき省エネにもつながる実用的な製品です。
■大前提:まずは設置場所の環境を確認しておこう
自宅に導入したいという方は、まず床から天井までの距離をチェックしましょう。天井が低いとシーリングファンの利点である室内の空気を循環させる効果が薄れてしまうからです。
そのため、床からシーリングファンライトまでの距離は最低でも210cm以上、できれば250cm程度あることが望ましいでしょう。
天井が低いけれどシーリングファンライトをつけたいという方は、薄いLED埋め込みタイプや直つけタイプなど、機器自体が高さを取らないタイプであれば検討できる製品もあるでしょう。
シーリングファンライトの選び方
それでは、シーリングファンライトの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】ファンの性能
【2】ライトの種類
【3】天井の高さ
【4】取りつけ可能か重量
【5】リモコンの有無、ファンや照明の調節機能
【6】デザイン
上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ファンの性能をチェック
空気を循環させる役割を担うファンの性能の良し悪しは、シーリングファンライト選びに直結します。まずは、ファンをチェックするポイントを紹介していきます。
▼静音でハイパワーなDCモーターがおすすめ
ファンの性能を大きく左右するのが動力源となるモーターのタイプです。モーターはDCモーターとACモーターの2種類があります。DCモーターは、高性能でハイパワーなのに、静音で省電力なところが魅力です。
一方、ACモーターはシンプルな構造で壊れにくく値段が安いところが特徴です。値段が高価なDCモーターですが、機能性の高さから最近ではDCモーター人気が高まっています。
▼羽根の枚数と大きさをチェック
羽根の枚数や大きさにより、風の柔らかさや強さが変わってきます。枚数が増えると風はやわらかく、大きくなると強くなります。一般的なシーリングファンライトの羽根は3~6枚ですが、30坪ほどの小さな部屋なら、羽が大きすぎない4枚タイプが適しています。
また、5~6枚タイプならより羽根が小さくなるため、風当りもやわらかくなります。風の強さが気になる方は羽根の枚数が多いタイプがよいでしょう。
▼回転速度(風量調節)と回転方向(風向き)の調節ができるかをチェック
効率よくお部屋の空気を循環させるためには、ファンの回転速度を調節できたり、回転方向を変えることができるものを選ぶ必要があります。
DCモーター製であれば、回転速度を多段階で制御でき、風量を細かく調節できます。ACモーター製は、DCモーター製ほど細かく制御できませんが、3段階程度の調節が可能、一般的な使用に困ることはありません。
また、ファンの回転方向については、冷房時と暖房時で風向きを変えることのできる器具が一般的です。冬場は、天井付近にたまった暖気を下方に、夏場は、床付近にたまった冷気を上方に循環させることができます。
【2】ライトの種類をチェック
つぎにライトの性能をチェックするポイントをご紹介していきましょう。大きくは2つで電球の取り付けタイプと電球色(光の色)となります。
▼LED内蔵型は、薄型ですっきりしたデザインが特徴
LED内蔵型は、薄型ですっきりしたデザインのものが多くなります。天井までの距離が短く頭上の圧迫感が気になる方は、LED内蔵タイプを選びましょう。
LED内蔵タイプは、電球がきれると電球のみの交換ができないのがデメリットですが、LED電球の寿命は、約10年ほどといわれているので、それほど心配することもないでしょう。
▼ソケットタイプなら光の色が選べる
電球の購入や取り付けの手間はありますが、ソケットタイプは電球の取り替えが可能なのでお部屋に合った色を自由に選べるところが利点です。照明器具のデザインも豊富で、おしゃれなものも多いです。LED対応製品ならば、LED電球を使うことができます。
リラックスできる雰囲気を重視するならオレンジ色の電球色がおすすめ。さわやかな雰囲気の演出や、勉強や作業などにも適している明かりにしたいなら昼白色や昼光色がいいでしょう。
器具によっては両方の光色を調節できるものもあるので、ぜひお部屋の雰囲気や使い勝手に合わせて選んでみてください!
【3】天井の高さをチェック
自宅の天井の高さによって、取り付け可能なタイプが異なります。
▼天井が低いなら直付けタイプを
天井が低いお部屋につける場合には、できるだけ薄型のモデルで、天井に直付けできるものを選びましょう。天井の高さに合わないファンライトをつけると上部の空間が圧迫され部屋が狭く感じてしまうことにもなります。
▼吹き抜けなど天井が高いなら延長パイプが装着できるものを
吹き抜けなど天井高が3m以上あるような場合には、天井から延長パイプなどを使って、空気循環の効率を高める最適な高さに設置するのが理想です。天井高のある部屋への設置に向けては、オプションで延長パイプなどが用意されているかどうかを確認するようにしましょう。
延長パイプを使えば勾配のある傾斜天井などに取り付けられる製品もありますよ。
【4】取りつけ可能か重量をチェック
重量によっては、取りつけに制限がある場合があります。シーリングファンライトは一般的な照明よりも重く、さらに振動も加わるため天井に負荷がかかります。そのため重量が10kg近くある場合、天井の強度が足りずに取りつけられないことがあるので注意が必要です。
また、ファンの枚数が多いタイプは重量がアップするため、見た目だけでなく取りつけられる重量になっているかどうかも確認しましょう。
【5】リモコンの有無、ファンや照明の調節機能をチェック
シーリングファンライトは照明とファンの両方の機能が合わさった照明器具なので、照明やファンの切り替えを手もとでかんたんに操作できるリモコンがあるととても便利です。
照明の明かり調節については、連続した明るさの調光ができるのか、段階的な調光なのか、光色の切り替えもできるのかをチェック、ファンの調節については、風量と風向きをチェックしましょう。
【6】デザインをチェック
インテリア効果もあるシーリングファンライトは、ファンの羽根のカラーや材質、照明部分のデザインによってもお部屋の雰囲気が左右されます。
ファンの羽根が部屋の雰囲気に合わせて選べるようにリバーシブル仕様になっているものや、カラーバリエーションのあるものだと使い勝手がいいでしょう。
また、照明部分のデザインや材質もシーリングファンライトを取りつけたいお部屋の雰囲気に合わせて選ぶことをおすすめします。
もし迷ってしまうときは、ファンの羽根のカラーを部屋の建具の色や家具と近いカラーにすると統一感が出るでしょう。
人気メーカー・ブランドの特徴
シーリングファンライトはメーカーごとにデザインやこだわりの機能などの特徴が異なります。そのため、好きなメーカーの商品を選ぶのもよいでしょう。
LOWYA(ロウヤ):スタイリッシュなデザインが特徴
LOWYA(ロウヤ)のシーリングファンライトは、おしゃれでスタイリッシュなデザインが特徴です。
海外で見かけるようなスチールタイプや、存在感のあるメタリックタイプなどがあり、部屋をおしゃれに彩りたい人におすすめのメーカーです。
阪和:温かみのある木製の羽根が魅力的
阪和のシーリングファンライトは木材を使用したデザインが多く、どの部屋にも取り入れやすいのが特徴です。
温かみのあるナチュラルな木製のデザインが、シーリングファンライトの圧迫感を感じさせることのない、くつろげる空間を演出してくれるでしょう。
オーデリック:個性的なデザインが豊富
個性的なデザインのシーリングファンライトが好きなら、ユニークな商品が多いオーデリックを選ぶのもよいでしょう。
羽根がリバーシブルになっているタイプや、灯りの部分がスポットライトのように動くタイプなど、個性的なデザインやアイデアが目立つメーカーです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)