東京急行電鉄は7日、田園都市線・大井町線のダイヤ改正を10月1日に実施すると発表した。南町田駅を「南町田グランベリーパーク駅」に駅名改称し、田園都市線のすべての急行が同駅に停車。大井町線急行の中央林間駅への直通運転も開始される。
田園都市線南町田駅では現在、土休日のみ急行が停車している。同駅の南側(鶴間公園と旧グランベリーモール跡地)にて、町田市と東急電鉄、ソニー・クリエイティブプロダクツの3者による官民連携のまちづくりプロジェクト「南町田グランベリーパーク」の開発が進み、リニューアルした駅と商業施設、公園、「スヌーピーミュージアム」をはじめとするパークライフ・サイトが11月13日にまちびらきを迎える。
これに先立ち、10月1日に実施される田園都市線・大井町線のダイヤ改正で、南町田駅は「南町田グランベリーパーク駅」へ駅名改称される。ダイヤ改正後の田園都市線では、南町田グランベリーパーク駅に平日も含めたすべての急行が停車。準急は長津田~中央林間間の各駅に停車する一方、日中時間帯に運転される中央林間駅折返しの各駅停車に関して、一部列車(毎時2本)が長津田駅折返しに変更される。
大井町線の急行は現在、平日夜間や土休日の日中時間帯などに田園都市線長津田駅へ直通運転を行い、平日夜間の大井町発長津田行のうち5本で有料座席指定サービス「Qシート」を導入している。ダイヤ改正後、日中時間帯に平日・土休日ともに田園都市線直通の急行を毎時2本設定し、運転区間を中央林間駅まで延長。長津田~中央林間間では途中の南町田グランベリーパーク駅にも停車する。あわせて平日18時台以降に大井町駅を発車する長津田行の急行を3本新設。同時間帯における大井町発長津田行の急行は現行の10本から13本(うち5本で「Qシート」サービスを実施)に増発される。
ダイヤ改正後の南町田グランベリーパーク駅では、平日の日中時間帯における停車本数が現行の毎時10本(準急2本、各駅停車8本)から毎時14本(田園都市線の急行4本、大井町線直通の急行2本、準急2本、各駅停車6本)に増え、土休日の日中時間帯も毎時14本(種別は平日と同一)が停車。渋谷方面からの速達性向上、大井町方面からのアクセス向上により、南町田グランベリーパーク周辺エリアの利便性を高めるとしている。