フジテレビの番組『真夜中の事件簿 ディープな現場を直撃スクープ』(9日深夜1:35~2:35)では、NHKから国民を守る党を取材する。

  • NHKから国民を守る党の立花孝志党首=フジテレビ提供

危ないネタをタブーなしで取材していく同番組。第2弾となる今回は、先日の参議院選挙で当選を果たした「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首と謎多き党内を徹底取材する。

「目立ちたいからです!売名です!」と言い切った立花氏の堺市長選挙の密着VTRから始まり、家賃は19万円だという東京・葛飾区の高層マンションにある党本部を直撃。貴重な収入源であるYouTube動画でいくら稼いでいるのかを探る。

また、ボランティアスタッフの中に、元彼女を発見。「立花さんは基本的に別れた女と仲良し、若いお姉ちゃんが大好き」と暴露されてしまう。なぜ別れた交際相手が平気な顔をして働くことができるのか。取材班はその後、前の前の彼女の存在を明らかにしていく。

そんな“カオス”ともいえる党内で取材に応じた立花氏。今回の選挙で41人もの候補者をかき集めたことで、1人300万円の供託金が必要になったため、計1億5000万円の借金まで背負ったという。政見放送での「わ~!誰がやってもおんなじ、おんなじ」「この党には投票しないでください」など、記憶に残る独特なフレーズにも秘密があった…。

その立花氏がスタジオに登場し、小籔千豊と対決。「なぜか嫌悪感を感じる」と語る小籔に立花氏が意外な一言を放つ。さらに、立候補するも16連敗という泡沫候補“レジェンド”のドクター中松氏が、N国党を意外にも評価する場面も。そして、スタジオには立花氏の現在の彼女が顔出しで登場する。

企画のフジテレビ編成部・安永英樹氏は「本当は地方議会の政治家のみなさんが個性的すぎるのではないか?…といったところから始まったN国の企画でしたが、N国の躍進で大急ぎで構成も変更して制作しました。まさか国政の話になるとは思わず…混とんとする今の世の中をニュース番組ではあまり取り上げない“角度”で、“なるべく正直に”、でも面白く、楽しく、考えながら見ることのできるものにしたいと思っています」とコメントしている。

この日の放送では、警察庁から“極左暴力集団”に指定され、過激派としてかつて数々のテロや事件を起こしてきた「中核派」の活動家ながら、杉並区議にこの春当選した洞口朋子氏にも密着。“アジト”と呼ばれる古びたビルに入っていく洞口議員をカメラが追うと、男女が共同生活をする中核派の本部があった。監視する公安に「おい、公安!」と因縁をつけることもしばしばだという。

さらに、同じ中核派の恋人とのデートもままならなかった過去を語り始める。資本主義の打倒を目指し「革命のためには暴力も肯定する」と言い切った洞口氏がスタジオに登場。暴力を肯定する発言をする区議はいかがなものか?とスタジオの立花氏からも突っ込まれる。小籔からはズバリ「正直、怖いです」とぶった切られた彼女のリアクションは…。

その他にも、最後にかつて霊感商法や偽装勧誘で社会を騒がせた「統一教会」が、教団の名前を変えて九州の対馬に「謎のトンネル」を計画していることが判明。「結婚のアンケート」から始まる勧誘の実態が明らかになる。

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