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【この記事のエキスパート】
カージャーナリスト:松村 透

カージャーナリスト:松村 透

輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。

その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。

また、輸入車専門の自動車メディア・カレントライフの編集長を務める。現在の愛車は、2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーランと1970年式の古いドイツ車。妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。


クルマの盗難・防犯対策に欠かせないカーセキュリティ用品。ユピテルや加藤電機といった人気メーカーから、警報、アラーム通知、ハンドルロック、ホイールロック、タイヤロックなど様々な商品があります。この記事では、カーセキュリティの種類ごとの特徴や選び方、そしておすすめ商品を紹介します。

カーセキュリティとは

カーセキュリティは、車本体やパーツなどのための盗難対策グッズのこと。

車両盗難や車上荒らしを予防し、業者に依頼しなくても愛車を守ることができます。価格帯や性能もそれぞれ異なるので、自分のニースに合わせたカーセキュリティを選びましょう。

カーセキュリティの種類・タイプ

カーセキュリティは5つのタイプに分けることができるので、それぞれの特徴を押さえて自分に合ったものを選びましょう。

始動停止タイプ

出典:Amazon

最近の高級車には標準装備されており、車とキーのIDが一致しなければエンジンをかけることができません。これは「イモビライザー」と呼ばれるシステムで、IDは暗号化を用いた膨大な組み合わせの中から作られるので、簡単に突破することはできません。つまり、スペアキーを持っていたとしてもIDがわからなければ、エンジンを動かすことはできず、盗難防止に効果的です。

ただ、車上荒らしに関しては効果がない場合もあるので、そのほかのカーセキュリティと組み合わせて使うのがおすすめです。

威嚇タイプ

出典:Amazon

防犯システムを搭載しているように見せてくれるので、周囲に威嚇することができます。例えば、キャスナー等の光を点滅させたり、防犯システムを搭載しているようなステッカーを貼るなどが挙げられます。手軽で安く対策できるので、今すぐ対策したい方におすすめです。

ただ、プロの犯行グループにはただの威嚇だと見破られてしまう可能性もあるので、本格的に盗難や車上荒らしを防げるかどうかは定かではありません。

固定器具タイプ

出典:Amazon

ハンドルやペダル、タイヤのホイールなどを物理的にロックしてしまうのが、固定器具タイプです。盗難や車上荒らしに手間をかけさせることになるので、抑止効果になるでしょう。

ただ、プロの犯行集団に対しては時間稼ぎ程度にしかならず、そこまで抑止効果があるとはいいがたいでしょう。ほかのカーセキュリティと組み合わせて使うのがおすすめです。

警報タイプ

出典:Amazon

車に与えられた振動や音などを感知して、異常を感知すると大きな音や光などで周囲に異常事態だと知らせてくれます。本格的なものだと業者に頼まないと設置できませんが、しっかりとした防犯対策にはなることでしょう。

ただ、誤作動で周辺の人に迷惑をかけてしまったり、反対に全く作動しないというケースもあるので、慎重に選ばなくてはなりません。

通報・追跡タイプ

出典:Amazon

車に異常が生じると、登録した機器にそのことを通知したり、車の位置を調べることができるタイプです。

異常事態を知らせてくれたり追跡機能があるのは非常に便利ですが、いつでも車の様子を見に行けるとは限りません。遠隔操作でセキュリティを入れるほかにも、その場で発動するセキュリティも検討する必要があるでしょう。

カーセキュリティの選び方

それでは、カーセキュリティの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。

【1】設置する目的
【2】複数のセキュリティを組み合わせるか
【3】自宅と駐車スペースの距離や位置関係

上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】設置する目的を確認

カーセキュリティを導入する目的を明確にしておきましょう。

目的がはっきりしていないと、どのタイプを導入したら効果的なのかを判断するのが難しく、有効な対策が取れないこともあります。カーセキュリティを組み合わせて使うとより効果を発揮できるものもあるので、なんのために導入したいのかをしっかり考えましょう。

▼遠い駐車場など、遠隔で盗難防止をしたい場合

自宅から遠い距離に駐車場を借りている人も少なくありません。離れた場所に車を置いていて音が鳴っていても気づかないのであれば、セキュリティを導入した意味がないでしょう。駐車場が離れた場所にある方には、異常事態を携帯などに知らせてくれるシステムを搭載していたり、犯行が行われても時間稼ぎができる固定器具などを導入するのがおすすめです。

▼車両本体の盗難を防ぎたい場合

車両盗難を徹底的に防ぎたいのであれば、「イモビライザー」などの車とキーのIDが一致しないとエンジンがかからないタイプがおすすめです。ただ、エンジンがかからなくてもレッカーなどで盗難されることもあるので、他のカーセキュリティと組み合わせるとより有効でしょう。

▼車上荒らし対策の場合

車上荒らしは窓ガラスを割って侵入するなど、かなり強引なものが多い傾向にあります。そのため、抑止力となる「威嚇タイプ」のものと、音や振動で異常を検知する「警報タイプ」を組み合わせて使うと効果的でしょう。

【2】複数のセキュリティを組み合わせるか確認

【エキスパートのコメント】

どれほど高性能なカーセキュリティシステムでも、これさえあれば完璧というものは残念ながら存在しません。そこでおすすめしたいのが「複数のカーセキュリティを組み合わせた自衛策」です。たとえば「警報機能」「通知機能」に加えて、ハンドルロック、ホイールロックとの併用です。

前者はセキュリティ対策済みといった視覚的効果が、後者はホイール単体の盗難を防止する効果が期待できます。保管場所や所有しているクルマの盗難やいたずらが心配であれば「少し大げさ」くらいの対策を施すことも視野に入れてみてください。

【3】自宅と駐車スペースの距離や位置関係を確認

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

もっとも安心度が高いのはシャッターつきのガレージです。その反面、自宅から離れた月極駐車場だと目が行き届かないだけに心配です(もちろん、自宅の駐車スペースに置いてあれば安心というわけではありませんのでご注意ください)。

クルマにいたずらされたさい、大きな音量で周囲に警報を発してくれる「警報機能」や携帯電話やスマホなどに知らせてくれる「通知機能」を備えたカーセキュリティがおすすめです。

エキスパートのアドバイス

【エキスパートのコメント】

リレーアタック対策可能か確認

「リレーアタック」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。所有しているクルマが、持ち歩くだけでエンジンの始動ができるスマートキーだった場合は注意が必要です。

たとえば、自宅の玄関にあるキーから発せられている電波を傍受して中継器で増幅できるような装置があれば、離れた場所からでもクルマの解錠・エンジン始動がおこなえるのです。対策グッズも発売されていますので、とくにスマートキーをお使いの方はチェックしてみてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)