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【この記事のエキスパート】
雑貨アーティスト・暮らしのリネン研究家:上島 佳代子
雑貨アーティスト・暮らしのリネン研究家・コピーライター。そして時にカメラマンやスタイリスト、ライターとして、広告や雑誌、テレビやWebなど様々なメディアのニーズに応えるクリエイター。世界のリネンを巡る旅をライフワークに、リネンの歴史や現在のリネン産業についても造詣を深める。NHK『美の壷』のテーマ「麻」に出演。雑貨アーティストとして企業との商品開発や保育士・幼稚園教諭のための雑誌にも携わり、小学生の雑貨教室、母親のための雑貨教室、リネンの教室など、雑貨を通して暮らしを楽しむ活動も行っている。またワイヤーワークや木工、ソーイングなど様々な素材の作品をメディアやワークショップを通して発表するなど、多岐に渡って活動中。『アトリエ ペルメル』主宰。
本記事では、刺繍キットの選び方とおすすめ商品を紹介します。小学生や刺繍初心者の方から、中・上級者の方まで楽しめる幅広い難易度の刺繍キットを厳選しました。かわいいコースターやブローチが作れるキットもピックアップ。通販サイトの人気ランキングも参考にしてみてくださいね。
刺繍キットなら初心者でも始めやすい!
刺繍は針と糸があれば気軽にはじめられます。クッションやハンカチなど手持ちのものに刺繍を入れてアレンジしたり、贈りものに刺繍を入れたりと、オリジナリティのあるアイテム作りもできますよ。また、刺繍がうまくなると針と糸の使い方もうまくなるため、かんたんなほつれや穴などを直せる手芸の力も身につきます。
これから刺繍をはじめてみたい初心者の人は、あらかじめ必要なものがセットになった刺繍キットが便利です。
刺繍キットの選び方
それでは、刺繍キットの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つです。
【1】自分のレベルに合った難易度のものを選ぶ
【2】初めてなら練習キットから始めるのもあり
【3】作りたいアイテムを選ぶ
【4】使用する道具もセットになった刺繍キットも
【5】海外製の刺繍キットは日本語説明書があるかチェック
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】自分のレベルに合った難易度のものを選ぶ
まずは刺繍キットの難易度を決めましょう。初心者から上級者まで、難易度に合わせてステップアップしていきましょう!
初心者には「刺し子」や「クロスステッチ」を
初心者はかんたんに楽しめながら、刺繍の基本的な技法も覚えられる刺繍キットを選びましょう。線を描くように刺繍をしていく刺し子や、交差させて作った×で刺繍を描いていくクロスステッチのものが向いています。
一度にいろいろな技法が学べるものもあります。ひとつの作品が完成するものなら、楽しみながら刺繍を進めていけます。
「ヨーロッパ刺繍」は慣れてきた中級者に
中級者へのおすすめは、フランス刺繍を代表とする「ヨーロッパ刺繍」。基本の刺し方を組み合わせることで、さまざまなモチーフを作ることができます。
モチーフによって難易度は変わってきますが、自分の好きなデザインを楽しめますよ!
上級者は「リボン刺繍」や「ビーズ刺繍」を
上級者は、さまざまなステッチや複数色の刺繍糸を使って作るものがおすすめです。シルクなどのリボンを使って作る「リボン刺繍」や、ビーズを使う「ビーズ刺繍」は、繊細な作業なので慣れと技術が必要になってきます。仕上げる作品には、クッションや壁掛けなど、インテリア雑貨として仕上がる大きなサイズもあります。
それぞれ高い技術や製作時間も必要になってくるので、まずは一歩一歩レベルアップして進めましょう。
【2】初めてなら練習キットから始めるのもあり
初めて刺繍に挑戦するという人は、まずいろいろなステッチを学ぶことができる「練習キット」から始めるのもありです。図案が生地に印刷されていて、そのうえをなぞるように刺繍していくという練習ができるものも。基本からじっくり丁寧に学んでいきたい人にぴったりです。
【3】作りたいアイテムを選ぶ
【エキスパートのコメント】
初心者はポーチなど製作時間が短いものを
豊富なバリエーションがあり、選ぶのも楽しい刺繍キット。仕上げた刺繍作品は、額装(がくそう)してインテリアとして楽しめます。
刺繍を施した布をポーチやバッグ、ブローチなどのファッション小物に仕上げるキットもあります。大きめの布に刺繍を施し、クッションカバーやインテリア雑貨に仕上げる大作にトライしてもいいですね。作品が大きくなればなるほど技術や材料、時間も必要になっていきます。もし刺繍に興味を持ちやってみたいと思った方は、ブローチやポーチなど製作時間が短いものを選んでみるといいでしょう。
大作でも使用するステッチが1種類、刺繍糸1色で仕上げるなど、技術や色数が少なければ比較的作りやすくなります。
【4】使用する道具もセットになった刺繍キットも
【エキスパートのコメント】
必要なものがひとつの商品でそろうので便利
刺繍キットの内容にもさまざまなものがあります。その多くが図案と布、そして使用する刺繍糸などをセットにしたものです。
使用する道具である刺繍枠や刺繍ばさみなどは、自分で用意する必要があります。初心者を対象としたものでは、刺繍用の図案・布・刺繍糸・そして針や刺繍枠・刺繍ばさみまでセットに入っているものも。刺繍をやってみたいけれどいろいろ道具をそろえるのがめんどうという人は、このようなキットがおすすめ。まずはひとつ仕上げてみましょう。
そしてキットを選ぶときに注意したいのが、外国製のもの。なかには外国語の説明書しかないものもあるので、日本語の説明書がついているか確認が必要です。
【5】海外製の刺繍キットは日本語説明書があるかチェック
刺繍キットには、日本製と海外製のものがあります。海外製の刺繍キットを購入するときには、日本語の説明書がついているか確認が必要です。なかには外国語の説明書しかないものもあるので、理解できない場合も。外国語が得意な方以外で、とくに初めて刺繍に挑戦する人は日本製の刺繍キットが安心でしょう。
エキスパートからのアドバイス
【エキスパートのコメント】
キットを購入するときは完成写真を見て購入するので、作業時間や技術レベルよりも、完成作品のかわいさで選びがち。せっかく選んだキットも、最後まで仕上げられないと忘れられた存在に……なんてことも。
気に入ったものを選ぶのはもちろんですが、まずは小さな作品や1種類のステッチで作れるものからはじめて。1~2色で作れるものなど、カンタンなものもありますから、徐々にレベルをアップしていきましょう。
キットによってはレベルや作業時間の目安が書いてあるものもあるので、参考にするといいですよ。