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【この記事のエキスパート】
空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希

空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希

「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。

予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。

幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。


木材を切ったり、溶接したりといった作業に便利なのがDIY作業台。持ち運びがラクな簡易作業台、バイス(万力)や収納用の引き出しがついたものなど種類はさまざま。ここでは、折りたたみ・据え置き・高さ調整できるタイプなどDIY作業台の選び方とおすすめ商品を紹介します。

DIY作業台の選び方

それでは、DIY作業台の基本的な選び方を見ていきましょう。

【1】作業台のタイプ
【2】作業スペースの広さ
【3】素材
【4】付属機能の種類

上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】作業台のタイプをチェック

DIY作業台には、おもに据え置き型と折りたたみ型の2種類のタイプがあります。それぞれの特徴を押さえて、自分の作業に合ったものを選んでください。

据え置き型

「据え置き型」は天板と脚が固定されているのが特徴です。室内や屋内では出しっぱなしにして使うので、業務で使用する場合や頻繁にDIY作業をする方に適しています。

つねに設置してあるため作業スペースが取られますが、セッティングする必要がないのですぐに作業に取りかかれるのがメリット。作業を中断しても、作品や工具を片づけずにそのままの状態にしておけます。

折りたたみ型

出典:Amazon

「折りたたみ型」の特徴は収納スペースを必要とせず、使いたいときに広げて使えること。作業スペースが狭い場合や、たまにDIYを楽しむ方に向いています。

折りたたむとコンパクトになるので、持ち運びできるのがメリットです。屋内でも作業できますし、屋外に持ちだして使うことも可能。作業現場の雰囲気や環境を変えたいときに便利ですし、車に乗せて運べるので自宅以外の作業場でも使えます。

【2】作業スペースの広さをチェック

屋内で作業する場所が決まっている場合は、作業スペースの広さによってDIY作業台を決めます。ポイントは大きさ、高さ、移動のしやすさです。

天板の大きさは作業内容にあわせて

DIY作業台の大きさは、作業内容によって決めてください。長い木材をよく使う場合は横幅1m以上の大きさが必要です。小さな作品作りが主流なら、それに合った大きさのワークベンチ(作業台)を選びます。

大きい作業台は、空いたスペースに設計図や工具を置いておけるのもメリットです。使い勝手を考えた場合、なるべく大きめサイズを選びましょう。作業がスムーズにおこなえます。

高さ調整ができると楽に作業できる

DIY作業台を選ぶときは、使い勝手だけでなくからだへの負担も考える必要があります。ポイントになるのが高さです。身長と合わない高さの作業台を使うと、無理な姿勢で疲れてしまいます。

立って作業する方には、少し高めを選ぶのがよいでしょう。高さ調節できるタイプなら、立っても座っても作業できるため、負担を軽減できておすすめ。また、大人も子供も家族みんなで使用可能です。

移動しやすさもチェック

DIYの作業内容によっては、室内よりも屋外のほうが向いている場合があります。たとえば塗装するときなどは、換気を気にせず作業ができる屋外がベター。作業台が移動しやすいかどうかも大事なポイントです。

移動しやすい作業台は、重さと大きさが条件になります。キャスターつきならひとりでも持ち運びできますし、折りたたみ型ならコンパクトになるので移動がかんたん。収納にも便利です。

【3】素材をチェック

作業内容によってDIY作業台の素材も変わってきます。木工作業や金属加工、溶接作業に適したワークベンチについて説明しましょう。

木工DIYには木やプラスチック製天板

誰でも気軽にはじめられるのが木工DIYです。木工細工は作品にキズがつきやすいため、作業台の天板は木製やプラスチック製が適しています。せっかく仕上げた作品にキズがついてはがっかりです。

木工の場合は材料が軽いので、脚部が木製でも問題ありません。ただし、大きな作品作りや大型の工作機械を使用する場合などは、強度のある金属製の脚部にしてください。

金属加工には金属製の脚

ステンレスやアルミなどの金属素材を使って作業をするときは、丈夫な脚部の作業台を選びましょう。金属製の脚部がおすすめです。天板は、強度があってオイル汚れなどを気にするなら、金属製やプラスチック製の天板のほうが向いています。グラインダーなど使用する電動工具の振動に耐えるかどうかもチェックが必要です。

木製の天板を選ぶのなら厚みがポイント。24mm以上の厚みがあるものを選んでください。

溶接作業には天板・脚とも熱・腐食に強い金属

鉄素材でアイアン家具や雑貨を作るのもDIYの楽しみです。このような金属素材を溶接する場合は、耐熱性と強度にすぐれた金属製作業台を選ぶのが基本。

屋内でも溶接作業ができる工具が販売されていますが、その場合でも金属製作業台を選んでください。屋内・屋外を問わず、サビや腐蝕に強いのは脚部がアルミ製のものです。

【4】付属機能の種類をチェック

DIY用の作業台は一般的な机とは違い、作業をサポートする機能がいろいろあります。DIYにあると便利な機能についてご紹介します。

バイス(万力)付き

出典:Amazon

DIYをサポートする機能で便利なのがバイス(万力)です。作業台にバイスがついていると、加工のときに材料を固定できます。木材の穴あけやカットのときに材料がずれません。

作業中に材料がずれてしまうと、きれいで正確な仕上がりにならないこともあります。天板を調整して自由に開口部を作れる作業台なら、材料をしっかり固定できて便利です。

ペグを刺すタイプ

出典:Amazon

作業台のところどころに穴が空いているものがありますが、これは穴にペグ(ピン)を刺して材料を固定する方式です。作業するときにペグに材料を押し当てるので、ずれを防げます。

穴はひとつではなく場所によって複数空いているので、材料の長さや大きさによって調整が可能です。バイスが使いにくいという方にはペグの作業台も選択肢になるでしょう。

収納棚付きなど

出典:Amazon

DIY作業にはいろいろな工具を使用します。工具には小さなものから大きなものまであり、大きさに合わせて工具箱を選ぶのが一般的。ひとつの工具箱に詰め込むと重たくなりますし、複数の工具箱に分けたとしても持ち運びに不便です。

DIY作業台のなかには工具の収納棚がついている製品があります。作業台を固定で置いておくのなら、収納棚つきのものはおすすめ。いちいち工具を取りにいく手間が省けます。

キャスター付き

出典:Amazon

DIYの作品作りでは、いろいろな作業をおこないます。屋内で組み立て、塗装などは屋外ですることが多いです。このような場合、作業台にキャスターがついているとかんたんに移動できて便利。

また、製作する作品の大きさによっては、室内や屋外など作業場所を変える必要があります。その際にもキャスター機能があれば自由な移動が可能です。キャスター機能つきはロックできるかどうかがチェックポイントになります。

エキスパートのアドバイス

【エキスパートのコメント】

収納スペースが確保できるか事前に確認

作業台は作業をするうえで便利な道具ですが、作業スペースがじゅうぶんに確保できないと、逆に作業しづらくなります。どこで作業するのか、そしてその作業台を収納する場合に、収納スペースが確保できるかなどを購入前にきちんと考えておくことが重要です。

ひんぱんに使用しないのであれば、折りたたんで収納ができるものがベターでしょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)