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【この記事のエキスパート】
アウトドア&旅ライター・編集者:大森 弘恵
オートキャンプ雑誌、アウトドア雑誌の編集部を経て、フリーランスに。
現在はアウトドア(おもにキャンプとウインターアクティビティ、野外料理)、旅をテーマに雑誌やWEBマガジンで活動。
趣味は30年ほど前からはじめた国内外でのオフロード・ツーリング&キャンプ。最近、ハンモック泊の心地よさに感激。
キャンプなどのアウトドア調理であると便利なツーバーナー。2口のコンロでアウトドア料理の幅が広がります。燃料はOD缶、CB缶を利用するものが多く、コールマンやユニフレームをはじめ多数のメーカーから人気モデルが発売されています。そこでこの記事では、ツーバーナーの選び方とおすすめ商品を紹介します。
複数人でキャンプに行くなら必須アイテム
ツーバーナーの魅力とは
ツーバーナーの魅力は何といっても、2か所同時に火を起こせること。これにより、お湯を沸かすのと炊飯が同時にでき、調理時間の短縮が可能で効率もアップ。まるで家で作業しているような快適性、料理の幅が広がるので、アウトドアシーンで活躍すること間違いなしです!
注意点は、熱源が2口になったことでシングルバーナーよりも重い、かさばる、収納場所をとる、価格が上がる、季節によっては適さない燃料があるというデメリットが存在します。
ツーバーナーの選び方
それでは、ツーバーナーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】燃料のタイプで選ぶ
【2】最低でも2,000kcal/h以上の火力がでるものを選ぶ
【3】キャンプに持ち運びやすいサイズを選ぶ
【4】錆びにくい素材にも注目して選ぶ
【5】快適に使える機能で選ぶ
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】燃料のタイプで選ぶ
ツーバーナーで使用できる燃料は3種類に分類できます。それぞれ特徴が異なるので、自分がどの部分を重視・優先したいかで燃料を選ぶとよいでしょう。
▼入手のしやすさと手軽さならガス式CB缶
3種類の燃料のなかで使いやすさが目立つのが「CB缶」。「カセットガス」や「カセットボンベ」と呼ばれることもあり、コンロに刺すだけで使えるかんたんな燃料缶です。
さらに、コンビニなどですぐに購入できたり、ほかのカセットコンロでも使えたりするのも魅力的。手軽にアウトドア料理を楽しみたい人にぴったりです。
▼風が強い中でも安定するガス式OD缶
汎用性の高いCB缶とは反対に、アウトドア用として販売されているのが「OD缶」。屋外での使用を前提に作られているので、風の強い場所でも火が消えにくく、安定した火力を出せます。
ただ、専門店などでしか販売されていないため、購入するときに苦労する場合も。屋外の環境に左右されにくいため、料理をしっかり楽しみたいときに活用しましょう。
▼あまりお金をかけないならホワイトガソリン
コストをメインに考えて燃料を使いたいなら「ホワイトガソリン」を選びましょう。ガス缶タイプに比べるとコストを抑えられるだけでなく、火力が安定しやすいので調理に専念できます。
一方で、ホワイトガソリンを使う際には、準備やメンテナンスが必要となるため、慣れていないと使いにくく感じることも。そのため、ある程度アウトドアに慣れた中上級者向けの燃料です。
【2】最低でも2,000kcal/h以上の火力がでるものを選ぶ
屋外での調理にツーバーナーを選ぶ際、欠かすことのできないポイントはやはり「火力」。火力が弱すぎると調理に時間がかかるだけでなく、作ろうとした料理ができなくなってしまうことも。
一般家庭で使用するガスコンロの火力が約2,000〜4,000kcalになりますので、このくらいの火力が目安になります。
「料理にこだわりがあり、安定した火力がほしい」という方には、外気温の影響を受けにくいホワイトガソリンタイプのツーバーナーを選ぶとよいでしょう。
なお、風が強いとホワイトガソリンのツーバーナーでも火が消えてしまうことがあるため、ダイソーやセリアなどの100均で料理で使う油よけで風防代わりにしてもいいでしょう。
【3】キャンプに持ち運びやすいサイズを選ぶ
ツーバーナーは当然屋外で使用することになりますので、持ち運びのこともよく考えておく必要があります。
基本的には、本体や脚をたたんだり、フードが取り外し可能といったものが一般的ですが、なかには持ち運びに便利な取っ手のついているものなども。車に載せて運ぶことが多いため、収納時のサイズも忘れずにチェックしておきましょう。
【4】錆びにくい素材にも注目して選ぶ
【エキスパートのコメント】
ツーバーナーを使用していると、どんなに気をつけていても油がはねますし、吹きこぼれも起きてしまいます。とくに土ぼこりが舞うアウトドアでは、水分や油分が残っている場所に汚れが付着してしまい、衛生的とは言えなくなる状態になりがちです。
ツーバーナーの素材には、スチールやステンレス、アルミなどがあり、いずれも水拭きは可能ですが、素材だけではなく、隅々までしっかり拭き取れる形状であるということも大事なポイントです。
【5】快適に使える機能で選ぶ
ツインバーナーを快適に使用するならメンテナンスやお手入れのしやすさといった機能面にも注目してみましょう。
▼ダッチオーブンや鉄板に対応しているか確認
【エキスパートのコメント】
ホワイトガソリン仕様のツーバーナーは、タンクが外側にあるため熱の影響を受けませんが、CB缶やOD缶仕様のツーバーナーは注意が必要です。
一般的なキャンプ用クッカーでは問題なく使用できますが、蓄熱性の高い鉄板やダッチオーブンなどで調理をすると、燃料も熱してしまう場合がありたいへん危険です。
手持ちのダッチオーブンや鉄板を使いたい場合は「ダッチオーブン対応可」であることを必ず確認してから購入しましょう。
▼風防が取り外せるかもチェック
大きい鍋を使った煮込み料理をする場合、バーナーに設置されている風防が邪魔になることも。そのため、風防が取り外せるかもチェックしておくことが重要です。
コールマン、ソト、イワタニ
人気メーカー・ブランドの特徴
さまざまなメーカーからツインバーナーが発売していますが、この記事ではコールマン、ソト、イワタニについてご紹介します。
Coleman(コールマン)
キャンパーに大人気のコールマン。人気の秘訣は、抜群の耐久性と火力の強さ、そしてデザイン性の高さです。寒冷地でも安定した火力が自慢。年間を通してキャンプを楽しみたい方にはコールマンのツーバーナーがおすすめです!
soto(ソト)
ガスボンベを横向きにセットするので、高さがグッと抑えられ、普通のガスコンロのように使えるのがsotoのツーバーナーの魅力。一般的なツーバーナーは、ガスボンベを縦向きに取り付けるものが大半なため、高い脚が必要です。その分、sotoのツーバーナーはコンパクトで持ち運びもラク!「シンプルこそ良い」と思わせてくれるのが、sotoの商品です。
Iwatani(イワタニ)
イワタニのツーバーナーは、ラインナップの多さが魅力。カラフルなデザインが豊富で、キャンプのおしゃれアイテムとして映えます。別売りのアクセサリープレートも人気で、カスタマイズすればたこ焼きや煮込み料理なども作れます。大人数でワイワイキャンプするときのアイテムとしておすすめですよ!
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)