歌手の竹内まりやが、17日に放送されるフジテレビ系音楽番組『MUSIC FAIR』(毎週土曜18:00~)に、38年ぶりに出演することが5日、分かった。
竹内は冒頭で、「テレビスタジオに来ること自体がほとんどないので、今日は緊張しますが、仲間たちと一緒に楽しんで歌いたいと思います!」と意気込みをコメント。1981年当時フジテレビの番組に出演した際の懐かしいエピソードを聞くとともに、貴重な秘蔵映像も公開される。
スラリとしたパンツスタイルでさっそうとスタジオに登場した竹内に、出演者一同驚きを隠せない様子。1980年から81年にかけて竹内が出演した『MUSIC FAIR』の当時の映像を振り返ると、久しぶりに見る映像に竹内は興奮気味となる。
当時一緒に歌でコラボした中尾ミエ、森山良子との思い出のほか、「『MUSIC FAIR』という王道の音楽番組で照明やセットがステキだったし、他のアーティストの皆さんとコラボで歌うことができ、刺激が多く楽しい時間だった。今回の収録も独特の雰囲気は38年前と変わらず、落ち着きがある」と語る。
かつて、同局の音楽バラエティ番組『アップルハウス』(80年10月~81年3月)で司会を務めていたが、今回、竹内が自宅にVHSテープで保管していたという『アップルハウス』の秘蔵映像を公開。それを見ながら「ジャンルの違う歌手の方と出会うことが普段あまりないので、そこでいろいろな方に会って話を聞いたり、司会として質問をしたりと学ぶことが多い番組だった」「加山雄三さんや沢田研二さんが出演された回は、私も一ファンの目線で拝見していた」「西城秀樹さんのファンの熱気は本当にすごかった!」「台本を覚えたり、歌詞を覚えたり、ゲストの皆さんの情報を覚えたりといろいろ大変だったが、若かったからこそできた、非常に貴重な経験だった」といった秘蔵エピソードを交えて、トークに花が咲く。
今回披露する楽曲は、2014年に発売されたシングル「静かな伝説(レジェンド)」と、77年のクリスタル・ゲイルの大ヒット曲「Don't It Make My Brown Eyes Blue」としても知られ、9月に発売予定の40周年記念アルバム、モア・ベスト&レアリティーズ&カバーズ『Turntable』にもカバー曲として収録されている「瞳のささやき」の2曲。以前より、「もし『MUSIC FAIR』に出演する機会があるなら、この曲を歌おうかと考えていた」といい、38年前と変わらぬ歌声を響かせる。
プロデューサー・チーフディレクターの浜崎綾氏は「音楽番組の作り手としてこの上ない喜びと共に、心地よい緊張感に包まれながらの収録になりました。表舞台で輝き続けるアーティスト・竹内まりやさん、そして作家として音楽を作り続けてきた職人・竹内まりやさんの両面を感じることができる放送になると思います」と話している。
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