女優の桜井日奈子が主演するフジテレビの動画配信サービス・FODの連続ドラマ『ヤヌスの鏡』(16日配信スタート)のナレーションを、同作の1985年版で主演した杉浦幸が担当することが5日、明らかになった。
桜厳格な家庭に育つ優等生の高校生・小沢裕美(ヒロミ)が、厳しい祖母に閉じ込められた納戸の中で鏡台を見つけたことをきっかけに“ユミ”という全く別の人格を持った不良少女に変貌してしまう姿を描く同作。85年にフジテレビでドラマ化された際に主演を務めたのが、当時16歳だった杉浦で、この作品が彼女の芸能界デビュー作となった。
当時は、デビューと同時にいきなり主演を務めたことや、小沢裕美と大沼ユミという優等生役と不良役という2つの人格を演じ分け、その見た目や口調などのひょう変ぶりが話題に。その杉浦が約34年という時を経て、今回の桜井日奈子版『ヤヌスの鏡』でナレーションを務めることになった。
杉浦は「初めに『ヤヌスの鏡リメイク始まるよ』って友達に教えてもらったとき、『34年の時を経て、えっ!今』って、スゴくビックリしました。主演を誰がやるのかな~と思ったと同時に当時現場での数々の思い出が走馬灯のように蘇りました」とのこと。
また、「この作品は私の原点であり芸能界の厳しさや楽しさを教えてくれた大切な宝物。その作品に今回ナレーターとして参加させていただけることをとても光栄に思います。新しい世代に受け継がれる『新・ヤヌスの鏡』楽しみにしています」と期待を寄せている。