東京メトロとNTTは、「東京の魅力・活力の共創」など3つのテーマに沿って協業を推進することで合意したと発表した。両社がそれぞれ保有するデータや技術の相互利用などを通して、東京のさらなる発展に寄与することをめざす。

  • 東京メトロとNTTが「東京の魅力・活力の共創」などをテーマに協業を開始

東京メトロは鉄道、NTTグループは情報という異なる分野でインフラ保全技術とデータを保有しつつ、両社とも他のデータや技術と組み合わせながらモビリティサービスの実現・普及に取り組んできた共通点がある。

今回はこれらを踏まえ、「インフラの安全・安定性の向上」「移動の円滑性向上」「東京の魅力・活力の共創」の3つを協業のテーマとして設定。両社が保有する技術やデータなどを総合に活用し、次世代のインフラ保全技術の創出をめざす。

駅や路線における混雑予測の高精度化も検証し、大規模イベント時の円滑な輸送サービスの提供などに生かす。モビリティにおいても連携を深め、東京都心を網羅した交通ネットワークの構築によるシームレスな移動体験の提供に努める。

その他の分野においても今後、東京の魅力・活力の共創を目的に連携を図り、国内外に展開できるモデルとなることをめざす。