女優の桜井日奈子が、フジテレビの動画配信サービス・FODの主演ドラマ『ヤヌスの鏡』(16日配信スタート)の主題歌を担当することが3日、明らかになった。

  • 『ヤヌスの鏡』主題歌「花と毒薬」のジャケット写真

85年に杉浦幸主演でフジでドラマ化された同作。桜井演じる桜厳格な家庭に育つ優等生の高校生・小沢裕美(ヒロミ)が、厳しい祖母に閉じ込められた納戸の中で鏡台を見つけたことをきっかけに“ユミ”という全く別の人格を持った不良少女に変貌してしまう姿を描いていく。

今作のために書き下ろされた主題歌のタイトルは「花と毒薬」。ジャケット写真にもなっている不良少女のユミが、さまざまなしがらみに縛られながらも、それに抗う心の叫びを表しているようなハードなロックナンバーだ。「鍵をかけて暗い闇に閉じ込めても 私は縛れない」など、ドラマのストーリーを象徴するような歌詞が散りばめられている。

プロデュースは、インディーズにもかかわらず、アリーナ規模の会場を埋めるロックバンド・MY FIRST STORYのShoが担当した。

桜井がドラマの主題歌を歌うのは初めてで、人前で歌を披露するのも初めて。「初めて二重人格を演じた特別な作品で、まさか私が主題歌を歌わせていただけるなんて驚きでした。ユミの想いが詰まった歌詞とメロディのおかげで、歌は得意ではないですが、感情を込めて気持ちよく歌うことができました。とても貴重な体験をさせていただきました。私に歌わせてくださった全ての関係者の皆さまに感謝したいです。皆さまにドラマと共に楽しみにしていただけたらうれしいです」とコメントしている。