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【この記事のエキスパート】
山岳/アウトドアライター&プロデューサー:高橋 庄太郎
1970年宮城県仙台市出身。高校山岳部で山歩きを始め、早稲田大学卒業後は出版社に勤務。
その後、フリーランスのライターに。著書に『山道具 選び方、使い方』(枻出版社)、『テント泊登山の基本』(山と渓谷社)などがあり、近年はテレビ番組やイベントへの出演も増えている。また、アウトドアメーカー各社とのコラボレーションを行なう自身のブランド「SCREES」を立ち上げ、製品開発にも取り組んでいる。
子どもと一緒に登山するのに便利な「ベビーキャリア」。本記事では、登山用ベビーキャリアのおすすめ商品と選び方をご紹介します。背負いやすく、快適&安全に使うことができる商品をピックアップしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんや子どもと一緒に山歩きができる!
登山用ベビーキャリアとは?
登山やキャンプなどが趣味の夫婦の場合、「いつか、子どもと一緒に山に登りたい!」と夢をふくらませる方も多いと思のではないでしょうか。
しかし、自分たちの荷物と子どもの荷物を背負ったうえで、疲れた子供を抱っこしながらの山登りは、考えただけで無謀……。そんな時に心強い味方になるのが、登山用ベビーキャリアです。
ひとりでしっかり座れるようになる生後6カ月~3歳まで、体重は9㎏~18㎏くらいまで対応します。登山用ベビーキャリーの特徴として、下記などが挙げられるので、家族みんなで登山を楽しむことができるはずです。
1.しっかり固定できるので、家族みんなで山登りを楽しめる
2.抱っこひもと異なり体と体が密着せず、通気性がありお互い快適
3.登山は荷物が多くなりがちですが、リュックと一体型なので収納可
4.サンルーフやレインカバーが装着でき、少々の悪天候にも対応可
5.地面に置いた際、自立してくれるので、乗せおろしがかんたん
子どもの年齢や体重、ハーネス、背負い心地、安定性などをみる
登山用ベビーキャリアの選び方
それではさっそく、アウトドアライターの高橋庄太郎さんに、登山用ベビーキャリアを選ぶときのポイントを解説してもらいます。
快適&安全に使うことができるのはもちろんですが、パパとママが背負いやすことも忘れてはいけない大事なポイントです。選び方を抑えたぴったりの登山用ベビーキャリアを見つけてください。
何歳まで、体重何キロまで使うのか?
成長を見据えた商品を選ぶ
生後6カ月~3歳くらいまでの子どもが乗ることを想定したシンプルでスリムなデザインが特徴。お求めやすい価格も魅力のひとつです。
【エキスパートのコメント】
ベビーキャリア、チャイルドキャリア、キッズキャリアなど「子どもを背負う」道具にはいくつかの名称がありますが、基本的には同じものです。
子どもの首が座ってから使えますが、いつまで使うのかはご家庭によっても異なるでしょう。自分の足で歩けるようになると、低年齢で使用をやめる人もいますし、子どもが成長しても、疲れてぐずついてきたらすぐに背負えるようにしておきたいという人もいらっしゃいます。
子どもがまだ小さいうちに登山用ベビーキャリアを買うなら、子どもの年齢や体重など成長を見据えた商品を選びましょう。
しっかりと固定・調節できるハーネスを選ぶ
赤ちゃんや子どもが寝てしまっても、頭部を安定できるピローがついているので、便利です。
【エキスパートのコメント】
ベビーキャリアに子どもを乗せるときはハーネスで固定をしますが、そのハーネスがかたかったり、肌触りが悪かったりすると不快に感じて、小さな子どもはイヤがります。
しかし、しっかり固定できないととても危険です。ハーネスをゆるくしめてしまうと親が背負うタイミングでベビーキャリアが傾いてしまい、バランスが崩れて子どもの体がハーネスから外れて転落の可能性も。
子どもの体格にあわせて調節できるものであれば、成長してもしっかりと固定できるので安心です。
ベビーキャリアを選ぶときは、ハーネス部分は最重要ポイントといっても過言ではありません。
ショルダーハーネスとヒップハーネスがポイント
体への負担を分散できる機能があるものを選ぶ
【エキスパートのコメント】
体重20kg程度の子どもを背負えるように設計されたキャリアは多く、この重量は一般的なテント泊登山に必要な装備量以上です。
これだけの重量を背負うためには、大型バックパック並みにしっかりとしたショルダーハーネスとヒップハーネスがベビーキャリアには必要です。
また、背面に厚めのパッドがあれば、ベビーキャリアの重量を腰と肩だけではなく、背中にも分散でき、体への負担を減らせます。
サンシェードやレインカバーがあると安心
雨や強い陽射しへ対応する付属品の有無で選ぶ
【エキスパートのコメント】
登山やアウトドアで使用するため、強い紫外線や雨など天候が変わる可能性は充分にあります。サンシェードやレインカバーがついている商品なら悪天候にも対応可能です。
ほかにもベビーキャリアのなかで眠ってしまった子どもの首を補助するネックピローも便利です。
こうした機能性の高い商品は高値ですが、子どもの快適性や安全面を考えるなら納得のいく価格でしょう。天候の変化が少ない季節にしか使わないとわかっていれば、機能性よりも価格を重視して選べます。
付属品は別売りが多く費用がかかりますが、必要に応じて買い足せばいいので便利です。検討しているベビーキャリアの付属品をチェックして、用途に適したものを選びましょう。
地面におろしたときに倒れにくいバランスも重要
足部分の安定性、強度で選ぶ
【エキスパートのコメント】
山中だけではなく、海辺や河原などの路面はデコボコしていて、平坦ではありません。そのような場所でベビーキャリアを降ろすと、バランスが崩れて子どもごと倒れてしまうことも!
こうしたトラブルを防ぐのは、不整地でも倒れにくい大きく開いた足です。足部分の安定性はもちろん、強度の高さなどもチェックしておきましょう。
幅広いファッションにあうカラーを選ぶ
カラーバリエーションもパキッとしたラズベリー色が目を引くので、どこにいても目立ちます。
登山用ベビーキャリアで子どもを背負う場合、安全面などにも配慮して目立つカラーが適しています。しかし、街で使うには少し派手に見えてしまうことも……。
街中で浮きたくないなら、黒やグレーなどシックなカラーを選びましょう。黒やグレーなら、幅広い服装とあわせることができます。
もしくは、あえて派手なカラーをポイントにして時期限定の子連れファッションコーデを楽しんでみてもいいでしょう。
お世話グッズを入れられる収納ポケットに注目
子どもを連れて外出するとき、オムツやおもちゃなどお世話グッズも必要ですよね。登山用ベビーキャリアはアウトドアシーンでの活用を想定して作られているので、収納が充実しています。
背負った状態で必要なものが取れるようになっている商品なら、バッグを持たずに外出できるので便利です。両手をフリーに活用できるので、買い物にもあまり支障をきたしません。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)