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【この記事のエキスパート】
酒屋の三代目/唎酒師/焼酎唎酒師:小林 健太
東京都板橋区の地酒専門店 若松屋酒店の三代目。
1982年、板橋区高島平生まれ。
2016年に約12年務めた会社を退職し、酒屋修行のため1年間全国の酒蔵を訪問。
2017年、実家である板橋区高島平の若松屋酒店に入社。
店頭での業務に加え、日本酒、焼酎の魅力を1人でも多くの方に知って欲しいとの想いで、ライター活動も行う。
唎酒師、焼酎唎酒師、酒匠、日本酒学講師、SAKE DIPLOMA。
最近は醸造技術や酵母の進化により、多様な甘口の日本酒が登場しています。香りや甘み、酸味の度合いなど、選ぶポイントがたくさん。そこでこの記事では、酒屋の三代目で唎酒師でもある小林健太さんへの取材をもとに、甘口日本酒の選び方とおすすめ商品、ユーザーの口コミをご紹介していきます。
甘口日本酒のおいしい進化を知ろう
「甘口の日本酒は口の中がベタッとして苦手」「甘くて食事と合わない」なんて声をよく聞きます。でもこれ、実はおいしいお酒との出会いの機会を逃してしまっている可能性があります。
そもそも日本酒はお米のブドウ糖(甘味)からつくられるため、差こそあれ、甘味を含むお酒です。近年は醸造技術や酵母(こうぼ)の進化によって「甘味」をいかした、多様な甘口の日本酒がつくられるようになりました。進化した甘口日本酒の世界を、ぜひお楽しみください!
酒屋の三代目・唎酒師に聞いた!
甘口日本酒の選び方
酒屋の三代目・唎酒師の小林健太さんに、甘口日本酒を選ぶときのポイントを教えてもらいました。ポイントは下記。
【1】「華やかな甘い香り」にこだわる
【2】「果実のようにジューシーな酸味」があるか
【3】「砂糖菓子のようなきれいな甘味」の日本酒を選ぶ
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】「華やかな甘い香り」にこだわる
甘いお酒を選ぶときは香りに注目しましょう。
人間の味覚は嗅覚から大きな影響を受け、甘い香りの日本酒は甘味をより強く感じます。そしてこの「香り」が日本酒が大きく進化したポイントのひとつです。
香りの進化は、酵母が研究・開発された影響が大きいといわれています。近年では花や果実のような華やかな香りの日本酒が多く生まれました。
飲食店や酒販店では「フルーティーなお酒はありますか?」「華やかな香りのお酒はありますか?」などと聞いてみるとよいでしょう。
【2】「果実のようにジューシーな酸味」があるか
たとえばオレンジやパイナップルを口に含んだ瞬間のように、甘味と酸味がジュワッと押し寄せるジューシーな味わいの日本酒がありますが、そのおいしさのポイントは甘味と調和した「酸味」にあるのです。
「酸味」は以前、鮮度の劣化などに関係する「ネガティブな味わい」としてとらえられがちでしたが、最近では「酸味」を長所とするお酒が多くつくられるようになりました。
飲食店や酒販店では「酸味のある甘いお酒ありますか?」などと聞くとよいでしょう。
【3】「砂糖菓子のようなきれいな甘味」の日本酒を選ぶ
繊細な和菓子のように、口の中でやわらかな甘味が広がる日本酒がありますが、そのポイントは「甘味の質と量」です。日本酒には甘酸辛苦渋(かんさんしんくじゅう)といった、味覚のすべての要素が含まれていますが、甘味の感じ方はほかの要素とのバランスで変わるのです。
一部のお酒には「日本酒度」と呼ばれる糖分の量をあらわす数値の表記がされている場合もあり、一般的に、+(プラス)の値が大きいほど辛口(糖分が少なく辛さが際立つ)、-(マイナス)の値が大きいほど甘口(糖分が多く甘さが際立つ)な日本酒といわれています。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)