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【この記事のエキスパート】
インテリアコーディネーター:秡川 寿美礼

インテリアコーディネーター:秡川 寿美礼

設計事務所(株)木型屋のむすめの仕事部屋を経て、1998年に(有)エル・エル・プランニングを設立。

「ライフスタイルからインテリアをデザインする」という独自の発想と設計手法で、家具、カーテンなどのセ レクトから、造作家具やリフォームの設計まで、トータルなインテリア空間デザインを得意としている。インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネジャーの資格を持つ。


リフティングテーブルとは、甲板(天板)の高さが変えられるテーブルのことで、昇降式テーブルとも言います。利用シーンや使う人に合わせて調整できる使い勝手のいいテーブルです。この記事では、リフティングテーブルを選ぶ際のポイントやおすすめの商品をご紹介します。

リフティングテーブルの特徴

出典:Amazon

リフティングテーブルの特徴は、用途に応じて高さが変えられることです。ライフスタイルに合わせて自由に高さを調節できます。

低めにすればコーヒーテーブルや座卓として使え、高めにすれば椅子やソファに合わせて使えるのでとても便利。

ひとつのテーブルをシーンによって使いこなせるのが魅力です。限られたスペースを有効活用できるので、一家に1台あると助かります。

リフティングテーブルの選び方

それでは、リフティングテーブルの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。

【1】サイズと形状
【2】材質とデザイン、重量
【3】脚の構造
【4】高さ調節機能
【5】高さと可動域
【6】便利な機能

上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】サイズと形状をチェック

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

リフティングテーブルのサイズは、リビングのサイドテーブルやノートPC用のパソコンデスクとして使えるような幅60cm前後のものや、ダイニングテーブルとしても使える幅120cm前後のものが主流。あまり大型のものはありません。ダイニングテーブルとして使う場合は、2〜4人用と考えるといいでしょう。

形状は、長方形、正方形、円形などがあり、設置スペースと用途に合わせて選ぶことができます。

【2】材質とデザイン、重量をチェック

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

リフティングテーブルの天板は、木製やガラス製のものがあります。お部屋の内装の材質や、色に合わせて選ぶといいでしょう。

脚は上下昇降の機能を持った金属製の脚に塗装を施したものが多く、形状は1本脚のもの、2本脚のもの、X字型のものなどがあります。X字型のものは、折りたたんで収納できるものもありますが、天板の材質や厚みなどによっては、かなり重いことも。

頻繁(ひんぱん)に出し入れする場合には、持ち運びが可能かどうかや、重量を確認しておきましょう。

【3】脚の構造をチェック

脚の構造には、主に「X脚タイプ」「一脚タイプ」の2種類があります。一つひとつ解説していきます。

▼安定感で選ぶなら「X脚タイプ」

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リフティングテーブルは安定感が大事です。安定感で選ぶのなら「X脚タイプ」。脚がテーブルの下でクロスしており、4点で支える構造になっているので安定感があります。

テーブルに荷重をかけても安定感があり、長期間の使用でもがたつきません。使わないときは折りたためるので収納にも便利です。

ただし、テーブルの下に足を伸ばせない構造になっています。

▼足元を広く使いたいなら「1脚タイプ」

出典:楽天市場

「1脚タイプ」はテーブルを1本の脚が支える構造になっています。X脚と違ってテーブル下の空間が広く、足を伸ばせるのが特徴。椅子なども自由な配置が可能です。

ただし、テーブルを1本の足で支えているので安定感に欠けます。テーブルの端に力を入れると傾く恐れがあり、長期に渡って使用するとぐらつきが発生しやすくなります。

【4】高さ調節機能をチェック

高さを調節する方式は主に、細かい調整が可能な「ガス圧式」「油圧式」と、故障しにくい「段階式」に分かれます。それぞれ解説いたします。

▼微妙な調整をするなら「ガス圧式」か「油圧式」

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リフティングテーブルを選ぶときは高さを調整する昇降方式もチェックしてください。微妙な高さを調節できるのが「ガス圧式」や「油圧式」。どちらも少ない力でテーブルの高さを調整できます。

人によって好みの高さがありますが、無段階調節できる商品ならこまかく調整ができるので便利。「ガス圧式」や「油圧式」は力の弱い方にも扱えますが、テーブル全体の重量は重くなります。

▼故障しにくい「段階式」

出典:楽天市場

リフティングテーブルを選ぶときに故障しにくいことも重要なポイントになります。「段階式」のものは、ピンの位置を手動で変えることで高さを調節する方式。単純な構造なので故障しにくいのが特徴です。

商品によって違いますが、一般的に3段階から6段階ぐらいまで調節可能です。使う場合に何段階ぐらいが適当か、事前に調べておく必要があります。

段階式のものはリーズナブルなので購入しやすいでしょう。

【5】高さと可動域をチェック

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リフティングテーブルは商品によって高さの可動域が異なるので、選ぶ前にどのくらいの高さが必要かチェックしておきます。

たとえば座卓として使用する場合と、テーブルとして使う場合は高さが異なります。座卓なら30~40cm、ソファと合わせるなら55~65cm、ダイニングチェアと合わせるなら70~80cmを目安にしてください。

高さが合わないと使いにくく、ストレスがたまります。

【6】便利な機能をチェック

リフティングテーブルには便利な機能つきのものがあります。必要な機能が備わっているかチェックしてから選ぶようにしましょう。

(a)らくに移動させるなら「キャスターつき」

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リフティングテーブルにあると便利なのが「キャスターつきタイプ」です。キャスターがあればテーブルを自由に動かせます。リビングで使ったり寝室で使ったりする場合は、キャスターつきタイプが便利です。

キャスタータイプのなかにも、キャスターが隠れているものや、固定式タイプなどがあります。固定式タイプは安定性があり、移動させやすいです。

(b)いろいろな用途に使うなら「エクステンションタイプ」

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リフティングテーブルは高さ調節ができますが、天板の広さを調節できる「エクステンションタイプ」ものもあります。テーブルを囲む人数によって、広く拡張できるので便利に使えます。

仕組みとしては天板の片面を折りたためるもの、両面を開いて広げるものなどが一般的です。家族で使用する場合は天板を広げ、ひとりで使うときはコンパクトに折りたためます。

来客が多い家庭に備えておきたいのがエクステンションタイプです。

(c)収納重視なら「引き出しつき」、おしゃれ感なら「ガラス天板タイプ」

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リフティングテーブルを選ぶときは収納できるタイプも選択肢に入れましょう。天板の下に小物を収納できる引き出しなどが付属している商品なら、普段使いするリモコンなどを収納できます。

おしゃれ感を出せる「ガラス天板タイプ」なら、テーブルとして使うだけでなくインテリアを収納するディスプレイとしても役立ちます。

エキスパートのアドバイス

【エキスパートのコメント】

リフティングテーブルはシーンごとに高さを変えよう

広々したリビングダイニングが理想であっても、なかなかじゅうぶんなスペースがないという住宅も多いですよね。

ソファとダイニングテーブルの両方を置くと窮屈(きゅうくつ)になってしまう場合は、ダイニング兼用タイプのソファと、ダイニングテーブルを組み合わせるとスペースをゆったり使うことができます。

リフティングテーブルを利用して、くつろぐときは低めに、食事の時は高めに……とテーブルの高さを調節することで、シーンによって使いわけることができておすすめです。また、椅子との組み合わせも考慮しながら選ぶといいですね。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)