デルは8月2日、Ice Lakeの開発コードネームで知られるIntelの新世代プロセッサである、第10世代Inle Coreを搭載するモバイルノート新モデル「New XPS 13 2-in-1」を国内市場向けに正式発表した。翌日オープンを控えた、東京・表参道の期間限定ポップアップストア「DELL Design Labo」にてメディア向けに実機を公開した。
デル史上最小の13インチ2-in-1
Ice Lake搭載の「New XPS 13 2-in-1」は、同社の13型2-in-1の中でも史上もっとも優れたモバイル性能を実現しているとされ、サイズはW296×D207×H7~13mm、重量は1.32kg~と薄型軽量。この本体サイズながら狭額縁にこだわったことでディスプレイは1,920×1,200(FHD+)または3,849×2,400(UHD+)の13.4型タッチ液晶を備える。
狭額縁に限らず、特に今回のNew XPS 13 2-in-1では、同社の創業者で最高経営責任者のマイケル・デル氏の意向もあり、「デザイン性」を高めることが開発の大きな目標であったという。1つのアルミブロックから切り出されたきょう体は強度に優れるだけでなく、ダイアモンドカットされたエッジ部分と相まって一体感のある美しさを演出している。今日のコンシューマPC市場は、コモディティよりもスペシャリティが強みになる傾向がより強いと見ているようだ。
内部スペックもIce Lakeの採用を中心に、前世代比で最大2.5倍というプロセッシング性能や、Wi-Fi 6による高速無線通信、デザインを阻害しないよう新設計された内部冷却機構など刷新されている。キーボードもさらなる薄型デザインと使い勝手の両立のために、磁石の反発力でキーを保持する磁気浮遊式のMaglev Keyboardを採用している。
New XPS 13 2-in-1の販売は、同社の直販サイトなどを通して8月中旬に開始する予定だ。価格はオプション構成によって変わるが、第10世代Intel Core i3を搭載するエントリー構成で税別149,800円から。
New XPSを一足先に体験できる「Dell Design Labo」
このNew XPSの発表にあわせて、同社は東京・表参道に期間限定の体験型ショールーム「Dell Design Labo」も開設する。New XPS 13 2-in-1はじめ、最新のXPSに実際に触れて体験することができる。
この施設、表参道沿いという立地(東京都渋谷区神宮前 4-12-10 表参道ヒルズ Rスタジオ)もそうだが、高いデザイン性や、所有欲に重きを置くXPSブランドの価値を伝えようと、一般的なパソコン製品のショールームとは雰囲気がかなり異なる。
白を基調としたスタイリッシュな施設内部に入ると、まずはピンク色の巨大な「クマ」のぬいぐるみが出迎えてくれるが、これはポップカルチャーアーティスト、増田セバスチャン氏がデザインした特別製だ。
Dell Design Laboは明日8月3日から12日まで一般公開され、パワーインフルエンサーらをゲストに招いたイベントなども企画している。来場してXPSとSNSを組み合わせた体験をすると、各日先着150名にオリジナルクマのぬいぐるみなどもプレゼントする。これらの詳細はデルの公式SNS(Twitter、Facebook、Instagram)で告知中だ。