フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、シェアハウスを運営する女性に密着した『一人で生きていても… ~女60代 シェアハウス始めました~』を、4日に放送する。
東京・杉並区高円寺の古びた住宅街の一角に、築50年以上の風呂なしアパートがある。そこに20代から住む奥山たえこさん(62)は、焼き鳥をつまみに酒を飲みながらの読書を楽しむという気ままな独身・一人暮らしだ。
家にはエアコンはもちろん、洗濯機も炊飯器もない。水道からお湯も出ず、大雪の日でも「マフラーを巻けば大丈夫」と暖房なしで過ごす生活を送っている。そんな奥山さんが新たに始めたのが、シングルマザーや日雇い仕事をする人など、住む家がなく、お金に困っている人のためのシェアハウス。一体なぜ、60歳を過ぎてから始めたのか。
実は奥山さんは、3年前まで杉並区の区議会議員だった。前回の選挙で落選し、新しく挑戦したのがシェアハウスの運営。しかし中々、満室にならず、光熱費も予想以上、家賃を滞納する住人まで現れ、頭を抱える日々が続く。
そんな奥山さんのもとにやってきた1人の男性が、岩井祐樹さん(37)。派遣切りやリストラにあい、将来が見えなくなっていた7年前、議員だった奥山さんと出会い、手伝いを始めた。自分の信じる道を貫き、生きづらさを抱える人に寄り添う奥山さんの姿を見て、岩井さんも区議選に立候補したいと言い出す。しかし、心に引っ掛かっているのは、3年前に落選した区議選の記憶…岩井さんは意外な行動に出る。
そんな中、シェアハウスである事件が発生。次々と降りかかる問題を前に、追い詰められていく奥山さんの決意とは…。
ナレーションは、お笑いコンビ・髭男爵のひぐち君が担当。ひぐち君は自身のTwitterで「憧れの番組のナレーションをやらせていただきました」と報告している。
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