今年も暑い夏がやってくる。熱中症や食中毒が心配されるこの季節。ステンレス製のマグカップやタンブラーが活躍する場面も増えることだろう。そんな中、サーモスが新製品を発表。ケータイマグの新色がでたり、人気のタンブラーが持ち運び可能になったりと、注目商品が目白押し。本稿では、同社が先日都内で開催した記者説明会の模様をお伝えしていきたい。
保温&保冷力でコーヒーのおいしさそのままに!
真空断熱ケータイタンブラー「JOE」シリーズは、サーモス人気のタンブラー製品の形状をそのままに、持ち運びができるよう、シンプルで洗いやすいフタを採用。飲み口を広くし、コーヒー、紅茶、ハーブティーなど、フタを開けた瞬間から香りが楽しめる新製品となっている。また、魔法びん構造により高い保温力、保冷力で飲み物の温度をキープできるのも特徴。冷たい飲料を入れても結露しないのもありがたい。
サイズは2タイプを用意。0.36L(5,500円) からは3色、0.48L( 6,000円)からは2色が展開される。
ケータイマグの新色が続々登場
真空断熱ケータイマグ「JNL」は、2012年からの8年間で累計2,000万本を販売しているベストセラーシリーズ。同シリーズは9月1日にはカラーが一新され、0.35L(5,500円)、0.5L(6,000円)はツヤ感のあるメタリックレッド、高級感のあるパウダーブルーのほか、パールブラック、クリームホワイト、ライトピンクで展開。0.6L(6,500円)、0.75L(7,000円)はパールブラック、ネイビーピンク、メタリックレッド(0.6Lのみ)を用意する。なお、飲み口は取り外し可能で、全製品丸洗いOK。スポーツ飲料にも対応しているという。
夏こそスープジャー!?
このほか、フタの開けやすさにこだわった新構造の真空断熱スープジャー「JBT」シリーズもラインナップに加わった。新設計のクリックオープン構造により、熱いスープを入れてもフタが開きにくくなることがないという。
デザインは食べやすく洗いやすいように広口に。ステンレス製 魔法びん構造により、美味しい温度がキープできるため、温かいスープから冷たいデザートまで様々な食べ物を持ち運べる。容量サイズは0.3L(4,500円)、0.4L(5,000円)、0.5L(5,500円)の3タイプを用意。重量はいずれも300gとなっている。
発表会には、ゲストに料理家で弁当コンサルタントの野上優佳子さんが登場。スープジャーというと、寒い冬に温かいスープを入れて持ち運ぶもの、というイメージがあったが、野上さんは「実は、夏もスープジャーが大活躍するんです。保冷効果が長く続くので、食品が痛みません。お弁当のフルーツを入れて子どもに持たせてはいかがでしょう。余分な保冷剤が要らないので、荷物がかさばることもありません」と説明していた。
サーモスのフライパン?
タンブラーのイメージが強い同社だが、その他の製品も多く提供している。マーケティング部の森弘美氏は、ハイグレードのフライパン「サーモス フライパン(KFCシリーズ)」を紹介した。こちらの製品は、アルミの10倍の硬さを誇超高温プラズマジェットでコーティングしているのがポイント。長期間の仕様で表面のふっ素がはがれても、プラズマ加工層が溝に入り込んだふっ素を守るため、いつまでも長もちするという。
大きさ別に4タイプあり、内径20cm(KFC-20:5,200円)、24cm(KFC-24:5,600円)、26cm(KFC-26:6,000円)、28cm(KFC-28:7,000円)。重量は小さいものから順に500g、700g、800g、900g、1.0kgとなっている。また、炒め鍋として内径28cm、高さ8.5cmのKFC-28D(7,000円)も新たに登場する。
バラエティに富んだ製品が多数
サーモスでは、このほかにも真空断熱マグカップ、保冷缶ホルダー、アイスコーヒーメーカー、真空保温調理器シャトルシェフ、レンジでご飯が炊ける弁当箱など、ユニークで実用的な幅広いラインナップを用意。最後に、既発売の製品を含め、気になったものをいくつか写真で紹介してこう。
※いずれも税抜、希望小売価格
※新製品は9月1日発売予定