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【この記事のエキスパート】
毎日即席麺を食べる即席麺研究家:大山即席斎
1959年生まれ。早生まれであるため、1958年に誕生した日本最初の即席麺である日清チキンラーメンの同級生という、生まれながらにして即席麺との因果を感じさせる国内きっての即席麺研究家。
大学時代の下宿生活でインスタントラーメン人生がはじまり、趣味として始めたパッケージ収集を皮切りに、即席麺愛に目覚め、1995年にはテレビ東京で放映されていた伝説の番組『TVチャンピオン』の『インスタント麺通選手権』で見事優勝。この優勝を機に、即席麺に関わる仕事が急増し現在の地位を確立する。
この記事では、『マツコの知らない世界』にもご出演された、毎日即席麺を食べる即席麺研究家の大山即席斎さんへの取材をもとに、冷やし中華選びのポイントとおすすめ商品をご紹介します。ユーザーのイチオシ商品や口コミ、通販サイトの人気売れ筋ランキングもぜひチェックしてみてください。
生麺やインスタント麺にも注目!
冷やし中華の選び方
冷やし中華にはインスタント麺のもの以外に、マルちゃんや日清、さらにシマダヤといった専業メーカーによる生麺商品があります。インスタント麺は『マルちゃん正麺』、『日清ラ王』といった生麺風のもののほか、ノンフライ麺、油揚げ麺、寒干しタイプ乾麺があり、食感や味わいが違っています。
冷やし中華とひとくちにいっても、たれの味や具材によってまるで違う料理に変化するので、まずは、冷やし中華を選ぶときのポイントを4つご紹介します。
【1】麺のタイプから選ぶ
【2】麺の太さや形状で選ぶ
【3】スープやタレの味付けで選ぶ
【4】年中食べたいなら、まとめ買いがおすすめ
それぞれ解説しているので、ぜひ、参考にしてみてください。
【1】麺のタイプから選ぶ
冷やし中華の麺はいろいろなタイプがあります。重視したいポイントで麺のタイプを選びましょう。
本格的な味わいやのどごしなら『生麺』
お店の冷やし中華に近いものを求めるならやはり生麺がいいでしょう。ただ、インスタントの生麺風も限りなく生麺に近い食感を実現しているので、長期間保管できるという点も加味すればこちらを選びたいところです。
生麺タイプの冷やし中華は、本格的な味わいやのどごしを楽しみたいときに向いています。乾麺よりもゆで時間が短いので、調理時間がかからないのもメリットです。ただし賞味期限が短くなっています。期限内に食べきれるようにするのが重要です。
長期保存できる『乾麺』
乾麺タイプの冷やし中華は、麺の保存期限が長いのがメリットです。まとめて購入しておくと、いつでも冷やし中華を食べられます。
一方、生麺やインスタント麺とくらべるとゆでる時間が長くなっています。手早く調理をしたいときには向いていません。また、のどごしや風味も生麺にくらべるとおとってしまうことがあります。
生麺顔負けの美味しさの『インスタント麺』
昨今、とくにインスタント麺の進化は目を見張るものがあり、全粒粉を練り込んだ日清の『ラ王』など、麺の食感、香りなどで、生麺顔負けのおいしさになってきました。生麺を買っておいても、あれよあれよという間に賞味期限が切れてしまった経験がある方にも、ぜひ一度試してみてもらいたいです。
ノンフライ麺は生麺風に準じた麺で、即席麺らしいおいしさもあります。油揚げ麺の冷やし中華はお店のものとはかなり違いますが、『サッポロ一番』や『チャルメラ』といったラーメンを好む方にはこちらが口にあうでしょう。
【2】麺の太さや形状で選ぶ
冷やし中華の麺は、商品によって太さや形状が異なります。重視したいポイントで麺の太さや形状にも注目してみましょう。
のどごし重視なら『細麺』
細麺はのどごしがよく、するっと食べられるのが特徴です。食欲のない夏場などに食べたい冷やし中華の麺としてぴったりです。
細麺自体もスープやタレによくからむため、あっさりとした味わいのスープでもしっかり食べられます。和風だしや醤油などのさっぱりとしたスープやタレと相性がよいです。ただし、ゆですぎるとやわらかくなってしまうので、ゆで時間に気をつけましょう。
食べ応え重視なら『太麺』
太麺タイプの冷やし中華は、しっかりとしたコシともちもちとした食感に、小麦粉のうまみが感じられるのが特徴です。食べ応えがあるため、チャーシューなどのトッピングも充実したしっかり食べたい冷やし中華の麺に向いています。
ゴマだれなど、コクがあって濃いめのスープやタレと合わせると、より食べ応えが感じられます。
タレがよくからむ『縮れ麺』
縮れ麺は、おもにインスタントタイプの冷やし中華に多い麺です。タレにもからみやすいので、いろいろな味付けのスープやタレと相性がよくなっています。麺のコシも強いので、食べごたえも得られます。
縮れ麺のなかにも、細麺、太麺、中太麺と太さがさまざまあります。コシやのどごしなど、重視したいポイントで縮れ麺の太さにも注目して選んでみましょう。
【3】スープやタレの味付けで選ぶ
【エキスパートのコメント】
黒酢やレモンなどを使用した酸味の強いさっぱりとしたタレや、魚介だしを使ったうまみの強いタレ、唐辛子などを使った辛みのあるタレなどいろいろな味があります。
昭和の冷やし中華は醤油味一択でしたが、現在はごまだれが加わり、醤油とごまだれの二大勢力となっています。オールドファンは醤油派、若年層はごまだれ派が多いようです。ほかにも辛口のものや塩だれを使ったものなどがあり、バリエーションはこれからもますます広がりそうです。
邪道かもしれませんが、ちょい足しでアレンジできるのも冷やし中華の醍醐味です。醤油、ごまだれとも、安定して相性がよいのがラー油。どちらかというと醤油のほうがアレンジの幅は広く、梅干しやトマト缶を入れてもおいしく食べられます。
定番人気で飽きない味が魅力の『醤油味』
まずはもっとも親しまれている王道の醤油味のスープ。ほっと落ち着く香りとうま味があり、どんなだしにも合わせられる万能選手です。
どんなだしにも合わせられるからこそ、だしによって味も変化しやすいのが特徴。飽きのこない定番です。そのため、醤油味を選ぶときは、ベースに使われているだしもチェックするといいでしょう。
『ごまだれ』は麺の相性が最高
醤油味と並んで冷やし中華の定番となっているのがごまだれ味。ごまの風味が甘酸っぱさを引き立て、コクのある冷やし中華を堪能できます。
冷やし中華により深い味わいを求めるのなら、ごまだれをアレンジしてください。とくに相性のいいのがラー油で、まろやかなごまだれにピリッとしたアクセントが加わって絶妙なうまみが生まれます。
【4】年中食べたいなら、まとめ買いがおすすめ
【エキスパートのコメント】
冬場など、冷やし中華がない季節でもあらかじめまとめ買いをしておくと、季節に関係なく冷やし中華を楽しめます。保存のきくインスタント麺などをまとめ買いしておきましょう。
冷やし中華は夏の季節商品なので、どうしても秋冬時期には入手が困難になります。しかし暖房の効いた部屋で、冷やし中華を食べたいと考える方もいるはずです。昭和後期には「全日本冷し中華愛好会」略して「全冷中」が文化人を中心に結成され「冬にも冷やし中華を食わせろ」とシュプレヒコールをあげたほどです。
そんな冬冷やし中華派の方にオススメなのが、インスタント麺の冷やし中華です。ほとんどのインスタント麺は賞味期限が8カ月あるので、夏場に買ったものが冬場でもじゅうぶん食べられるのです。