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【この記事のエキスパート】
ITライター:海老原 昭

ITライター:海老原 昭

大学在学中よりパソコン総合誌、Windowsプログラミング誌、Mac専門誌の記者/編集者として活動し、その後輸入自動車やカーナビ等のマニュアル翻訳/制作などを経て、フリーランスとして現在に至る。

キャリアは25年目に突入。専門はアップル製品だが、WindowsもAndroidも周辺機器もソフトも等しく愛する何でも屋。


ドライブには欠かせないカーナビは、据え置きタイプのほかに、ポータブルカーナビも人気です。値段が安いだけでなく小型で持ち運んで使えるのが大きな特徴で、車載以外の用途も多彩です。この記事では、ポータブルカーナビの選び方、ユーザー、編集部のおすすめ商品をご紹介します。

ポータブルカーナビ(ポータブルナビ)とは?

ポータブルカーナビとは、車内にかんたんに取りつけができ、車外への持ち運びや外付けもできるカーナビ。吸盤などでダッシュボードに取りつけるのが一般的です。特徴は小型で機能性が高くて安い製品が多いこと。

最新のモデルはバックカメラを搭載しているものもあり、機能性は充実しています。テレビ機能もフルセグのものが増えており、ポータブルだからといって敬遠する理由はありません。持ち運びできるメリットのほうが大きいでしょう。

ポータブルカーナビのメリット

ポータブルカーナビのメリットは大きく3つ挙げられます。

1、車載もできて持ち運びもできる自由度の高さ
2、たくさんの種類があって好きなものを選べる
3、リーズナブルな価格である

ポータブルカーナビは、ダッシュボード上に設置するので、ダッシュボード内に組み込むタイプよりも視界を少し妨げてしまうこと、また配線などが露出しているので、ダッシュボード回りがスッキリしないことなどがデメリットといえます。

手軽に安いカーナビを導入したい方や、持ち運びできる自由度などを重視する方は、ポータブルカーナビを選ぶといいでしょう。

普通のカーナビとの違い

一般的なカーナビはダッシュボードに据え置きですが、ポータブルカーナビの特徴はかんたんに取り外しできて持ち運びできること。これが大きな違いです。

普通のカーナビはディーラーや販売店で取りつけしてもらいますが、ポータブルカーナビは電源をシガーソケットに差し込むだけなのでとてもかんたんです。だれでも取りつけ可能で、しかもほかの車とシェアできます。

ポータブルナビの選び方

それでは、ポータブルカーナビの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つです。

【1】画面サイズ
【2】自動車位置検出精度
【3】地図情報を更新できるか
【4】マルチメディア機能
【5】付帯機能やオプション

上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】画面サイズをチェック

出典:Amazon

ポータブルカーナビには、大きく分けて5インチモデルと7インチ以上のモデルがあります。サイズごとに特徴も違うのでそれぞれご確認ください。

軽自動車やコンパクトカーは5インチ

出典:Amazon

5インチのモデルはスマートフォンと同等か一回り小さいくらいで、ポケットにも充分に収まります。小型なので、持ち歩きの負担にならない軽量・コンパクトさが魅力ですが、運転中の視認性はやや落ちます。

標準サイズの7インチ

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7インチ以上のモデルは地図やコンテンツも見やすくなりますが、そのぶん大きく重たくなるため、持ち歩く際にはバッグなどが必要になるでしょう。また格安機種の場合、タッチパネルがスマートフォンのような「静電容量式」ではなく、押し込むようにしないと反応しない「感圧式」パネルを採用している場合があるので、操作感でかなり差が出ます。

持ち歩きやすさを重視するか、自転車やバイクで使うなら5インチ級、車載での利用を重視するなら7インチ以上で、静電容量式パネルを搭載したものがおすすめです。

画面操作がしやすい9インチ

9インチというのはiPadミニよりも大きいサイズで、とても見やすいのが特徴です。カーナビとしてはもちろんですが、フルセグでテレビや動画を見て楽しめます。

カーナビ以外の使い方をしたい方には、機能が豊富な9インチサイズのポータブルカーナビがぴったり。ただしサイズが大きくなるので、設置するのは大型の車に限られるでしょう。

【2】自動車位置検出精度をチェック

出典:Amazon

道に迷いやすい方は、自動車位置検出精度が高いモデルを選んでください。一般的にポータブルカーナビのナビ性能はGPS信号に頼っています。ジャイロセンサーや車速パルス機能があれば、GPSの精度も高いです。

最近では国産衛星「みちびき」などの衛星電波を受信して、高い精度でナビゲートするモデルもあります。道に迷いやすい方にとって地図や渋滞の情報は重要ですので、選ぶときはしっかりチェックしてください。

【3】地図情報を更新できるかチェック

毎年のように新しい道路ができたりするので、カーナビの地図情報も更新する必要があります。機種によって無料更新できるものもあるので、チェックしてください。

スムーズに走行したいなら無料地図更新があると便利

出典:Amazon

カーナビにとって地図情報は命です。毎年最新版にするのが理想ですが、地図の更新には費用がかかります。コスト重視でリーズナブルな商品を選ぶ方がいますが、地図更新に費用がかかるはず。

いつもスムーズな走行を心がけたい方は、地図情報が無料更新できるモデルを選びましょう。長い目でみれば無料更新できる方がお得です。とくに道に迷いやすい方にはおすすめ。

コスパ重視なら無料地図更新なしで

いつも同じエリア内での運転をする方や、おおよその場所がわかればいいという方は無料地図更新なしのモデルを検討してみてはいかがでしょうか。

またコスト重視の方、多少の地図情報の変化があっても運転に自信がある方、短いスパンで買い替え予定の方も無料地図更新なしのモデルが向いています。使い方や使用頻度によって選んでください。

【4】マルチメディア機能をチェック

出典:Amazon

カーナビにはFM多重放送を使って渋滞情報などを取得できる「VICS」という仕組みがあります。ポータブルナビでVICSに対応したものはほとんどありませんが、対応機種であれば、渋滞情報やそれを利用した回避ルートの選択が可能となり、より正確なナビゲーションが可能になるので、おすすめです。

また現在地や速度、方向を割り出すのに、GPSの位置情報だけを使うものと、ジャイロなどを使って補正するものがあり、当然後者のほうが正確に位置を取得できます。

機種によってはGPSの外付けアンテナや自動車のOBDIIポートと接続して車速情報を得られるものもあり、より正確な位置を割り出せます。車載で利用することが多い場合は、こうしたオプション品の充実度も考慮して選びましょう。

【5】付帯機能やオプションをチェック

ポータブルカーナビには、テレビ機能や音楽・動画再生といったマルチメディア機能だけでなく、ドライブレコーダー付きやバックカメラ機能、Bluetooth機能などさまざま。欲しい付帯機能もチェックしてみてくださいね。

事故時に備えて録画できるドライブレコーダーつきを

最近注目されているドライブアイテムが「ドライブレコーダー」です。運転中の映像を記録しておくことができるので、事故やあおり運転などの交通トラブルに対処できます。

ポータブルカーナビにはドライブレコーダーと一体化しているモデルがあるので、これからお求めになる方には候補になるのではないでしょうか。一体型なので車内にすっきり設置でき、旅行などの思い出を記録することもできます。

駐車が苦手な人は「バックカメラ対応」を選ぶ

車の運転でバック駐車が苦手という方は多いのではないでしょうか。そのような方に適しているのが、バックカメラ対応のポータブルカーナビです。

バックカメラがあればバック駐車するときに後部の映像がカーナビモニターに映せるので、駐車もかんたんです。また、車の後ろに子どもがいても事前にわかるので危険防止に役立ちます。

あとからバックカメラを取りつけるなら、はじめから対応型のポータブルカーナビを選んでください。

スマホ連動やハンズフリーができるBluetooth機能

お気に入りの音楽を聴きながら運転するのもドライブの楽しみです。最近はスマホなどの携帯機器にお気に入りの音楽をストックしている方も多いでしょう。そのような方はBluetooth(ブルートゥース)機能が搭載されたポータブルカーナビがおすすめ。

Bluetooth機能があれば、スマホに着信があってもハンズフリーで簡単に通話ができます。ただし運転中のスマホ操作は法律違反になるので、都道府県の条例をしっかり確認してください。

テレビ視聴なら、ワンセグやフルセグを選ぶ

出典:Amazon

家族ドライブのときなど子どもがテレビを見たがることがあります。そのような方はワンセグやフルセグつきのポータブルカーナビが便利です。

ワンセグというのはスマホやカーナビなど移動を想定した受信方式で、画質は劣りますが電波をキャッチしやすいのが特徴。フルセグはテレビと同じ受信方式で、高画質が特徴です。

ただし運転中は映像が乱れがちですし、運転者が走行中に見るのは禁止されています。

VICS対応で快適走行

出典:Amazon

走行中は余裕をもってハンドルを握りたいもの。でも、渋滞に引っかかると時間を気にして落ち着かなくことがあります。VICS機能つきのポータブルカーナビなら、事前に渋滞情報がわかるのでコースの迂回が可能です。

渋滞情報だけでなく、交通情報や交通規制も教えてくれます。正確な到着時間を割り出したり、抜け道を提案してくれたりと快適なドライブをサポートしてくれるのがVICS機能。

余裕ある運転をしたいのなら、VICSつきポータブルカーナビが役立ちます。

主要メーカー・ブランドの特徴

ポータブルカーナビを選ぶときはメーカーもチェックしてください。おもな3つのメーカーをご紹介します。

Panasonic(パナソニック) 「ゴリラ」シリーズ

出典:Amazon

「パナソニック」は家電メーカーとして有名ですが、ポータブルカーナビでも「ゴリラ」シリーズという商品がラインナップされています。例年6月に新機種が発売されるので、それを目安にしてコスト重視の場合は旧機種を選ぶのもマル。また発売後、1年ほどかけて半値近くまで値下がりする傾向があります。

パナソニックのポータブルカーナビは「米国の測位衛星GPS」が標準機能で、日本の衛星「みちびき」からのGPSに対応した製品までバラエティに富んでいるのが特徴。また、Gロケーションという新方式のシステムを搭載しているモデルもあります。

家電メーカーとしての長所を生かして、テレビ機能の品質にもこだわっています。

ユピテル 「イエラ」「モギー」シリーズ

出典:Amazon

「ユピテル」は自動車用家電の専門メーカーで、「イエラ」と「モギー」という2種類のシリーズを発売。ユピテルのポータブルカーナビには「うっかり違反抑止ナビ」機能がついているモデルがあります。

オービス(スピード取締装置)の設置場所や事故多発エリア、取締エリア、駐車禁止エリアなどが収録されており、ナビ情報で事前にキャッチが可能です。レーダー探知機を販売するユピテルの強みが、ポータブルカーナビにも生かされています。

2つのシリーズをよくチェックして、使用目的に合ったモデルを選んでください。

ドリームメーカー

出典:Amazon

「ドリームメーカー」は創業以来、液晶を利用した家庭用品や業務用品を製造・販売している茨城県のメーカーです。ポータブルカーナビはトラックモードを搭載しているのが特徴で、「大型通行禁止」データを収録しています。

大型トラックのドライバーにとって、重量・車高・車幅制限は重要な情報で、ポータブルカーナビでそれがキャッチできるのは画期的なことでしょう。またドライブレコーダーやバックカメラにも連動したり、夜間でも鮮明に録画できるなど実用性が高いです。

運送業に役立つ製品づくりは、大型のワゴン車やキャンピングカーの愛好家にも歓迎されています。

ITライターからアドバイス
持ち歩いて使うなら予備バッテリーの用意を!

【エキスパートのコメント】

ポータブルナビは車載時はシガーライターソケットから電源をとりますが、バッテリーを内蔵しているため、単独で持ち歩いて利用することもできます。ただし、残念ながらどの製品も連続稼働時間は1~2時間程度と、長時間の持ち歩きには不向きです。旅行先で街を散策するときの補助という使い道が適しています。

長時間利用したいならモバイルバッテリーを併用する必要があります(ただしUSBで充電できるモデルに限る)。ホテルなどで使いたい場合は、ACアダプターが使える機種を用意しましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)