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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。
今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。
家庭で使うカセットコンロの燃料としておなじみのガスボンベ。一般的にはCB缶と呼ばれイワタニが有名です。一方キャンプなどのアウトドアで活躍するのがOD缶で、コールマンやスノーピークが人気です。この記事では、CB・OD別にガスボンベの選び方とおすすめ商品をご紹介します。
ガスボンベの選び方
ガスボンベを選ぶときのポイントをご紹介します。どんなものを選べばいいのか悩んでいる方は、エキスパートの視点を商品選びに生かしてみてください。
アウトドアで使うガスボンベには2種類あります
「ガスボンベ」というと、ご家庭で使われる大きなプロパンガスのボンベを想像する人もいるでしょう。この記事ではアウトドア用に持ち運んで利用するものにしぼって、よく使われる2種類を取り上げることにします。
アウトドア用としては、家庭にもよくあるカセットコンロで使うカセットガスボンベ(以降、CB缶)と、アウトドア用に最初から作られているドーム形状のOD缶(OD=アウトドア)の2種類が一般的です。
メーカーではガスボンベではなく、「ガスカートリッジ」と呼んでいることもあります。CB缶もOD缶も、それぞれ専用のランタンやバーナーで使用します。特殊な例を除いて互換性はありませんので、お持ちの器具にあったタイプのガスボンベを購入してください。
照明や調理器具は同じメーカーでそろえるものと考えましょう
カセットコンロなどの燃料として利用する場合、CB缶とコンロのメーカーが違ったとしても、JIS規格によって共通化されているので、問題なく使用できます。
しかし、OD缶の場合は、残念ながらそうではありません。実はバーナーやランタンと接続するバルブの部分のネジ山などの形状が、微妙に違うことがあるのです。ねじこんでしまえば使えないこともないのですが、ガス漏れなどが発生して事故につながる可能性があるため、メーカー側では他社製のガスボンベを使わないようにと呼びかけています。
そのため、OD缶を使う場合は、ガスボンベを使いまわすのであれば、照明も調理器具もすべて同じメーカーでそろえるとよいです。
寒い夜はハイパワータイプでないと能力不足なことも
CB缶もOD缶も、なかの燃料はLPガス(液化石油ガス)というものです。アウトドア用としては、使用する外気温によって使い分けられるよう、少し中身の種類が違う商品が販売されています。
LPガスの成分の中心はブタンガス(ノルマルブタン)ですが、外気温が低い環境に対応するガスボンベでは、他にイソブタンやプロパンなどの割合が増えていきます。ブタンのみのレギュラータイプから、少し外気温が低い環境向けにイソブタンを増やしたパワータイプ、さらに低い環境に対応するため、プロパンの割合が多い極寒冷地タイプなどを、各メーカーは用意しています。
真冬には、レギュラーガスでは火力が弱く炊飯ができなかった、などということになりかねないので注意しましょう。
アクセサリーを活用して安全かつ効率的に使おう
コンロ内にセットして使うCB缶はいいのですが、バーナーやランタンに直接つけて使うことの多いOD缶では、地面など置く場所によっては安定しないことがあります。そういうときは、OD缶を安定させるために取りつける、ガスボンベ用の「スタビライザー」や「ホルダー」といったアクセサリーを使いましょう。
また、周囲が寒いときはガスが気化しにくくなって、火力が落ちることがあります。これをドロップダウンといいますが、それを防ぐための「パワーチャージャー」なども状況に応じて使いたいですね。メーカー純正品を使うのが基本なので、お使いの商品に役立つアクセサリーがないかどうか、調べてみましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)