◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。
今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。
キャンプやアウトドアでのバーベキューで利用する炭。黒炭・白炭・オガ炭・成形炭など種類も使い方もさまざまなタイプのものが販売されています。なかには着火しやすい炭や煙の少ない炭、高級な備長炭も。そこでこの記事では、バーベキュー用の炭の選び方とおすすめ商品を紹介します。
キャンプなどのアウトドアに活躍!
バーベキュー用の炭の選び方
キャンプライターの中山一弘さんに、バーベキュー用の炭の選び方を教えてもらいました。
黒炭、白炭(備長炭)、成型炭(オガ炭)の違い
バーベキュー炭の種類は4タイプ
黒炭
黒炭はナラやマングローブといった木材を原料にしたものです。値段はリーズナブルでホームセンターなどでも手軽に購入できます。比較的着火しやすいのでキャンプ初心者向けですが、燃焼時間は短めなので定期的に炭の追加が必要になります。煙の量が多いので広い場所での使用がおすすめです。
白炭(備長炭)
ウバメガシなどの木材を高い温度で焼いて冷却した炭で「備長炭」が有名です。着火にやや時間がかかる反面、長く燃焼するので炭の継ぎ足しが少なく済みます。黒澄と比較すると着火に少し時間がかかるので着火に慣れている人向けです。
オガ炭
オガ屑などを集めて固めたもので「オガ炭」とも呼ばれるタイプの炭です。四角形や六角形、オガライトという棒状のタイプがあります。お値段はリーズナブルで臭いも少なく、日も長持ちするのでバーベキューやキャンプに人気です。
着火加工型成型炭
着火加工がしてあるタイプの炭で、形はハチの巣型やちくわ型などがあります。火おこしに手間がかからないことと、炭で手が汚れにくいのでキャンプやアウトドア初心者などにおすすめです。なかには粘着剤などで固めてある分臭いがきついものもあります。
使用する場所・目的で選ぶ
炭を使う場所にはキャンプ場や家の庭でのバーベキューなどさまざまです。場所や目的に合わせて炭を選ぶことが大切です。
キャンプ場でバーベキューをするなら燃焼時間が長い炭を
バーベキュー場やキャンプ場など周りに人との距離が十分取れる場所で使用する炭は多少煙や臭いが出てもさほど気にならないでしょう。バーベキューを長時間楽しむなら燃焼時間が長い白炭備長炭がおすすめ。ファミリーキャンプで子どもと楽しみたいなら着火しやすい黒炭がおすすめです。
自宅の庭でバーベキューをする場合は煙や臭いの少ない炭を
自宅の庭など狭い場所で炭を使う場合は、ご近所迷惑にならないように配慮する必要があります。庭などでバーベキューをする場合は、煙や臭いの少ない『成形炭』を使うことをおすすめします。服などに臭いが付くことも防止できるので部屋に入った後でも気にならないでしょう。
着火しやすい炭なら初めてでも使いやすい
室内で普通に調理する環境とは違い、野外では風が吹いたり小雨がぱらついてきたり、周囲の状況が刻々と変化してきます。
バーベキューをやっている人たちを眺めていると、火付けに苦労している方が意外といることに気づきます。着火剤などを上手に使うのが一番なのですが、最近では着火性のよい炭も市販されているので、そういうものも活用しながら組み合わせていくとよいでしょう。
火の粉が舞いにくい炭を選ぶ
炭の内部に残っていた水分などが膨張して、爆発的に破裂することがあります。爆発すると火の粉が一気に舞います。舞った火の粉が肌や服に飛び火してやけどすることもあります。また火の粉が木の葉にうつって火事になることもあります。水分量の少ない備長炭ではあまり起きませんが、ホームセンターなどで販売されている安い黒炭だと爆発しやすいものもあるので注意してください。
炭量は大人ひとり1kgとして考えよう
大人ひとりあたり1kgを目安にして、炭を買っておくとよいでしょう。たとえば大人6人であれば6kgを用意しておく、という考え方です。
ホームセンターなどでは、黒炭の場合は3kgか6kgの箱で販売されていることが多いと思います。足りなくなったら困るので、5kg必要であれば6kgを1箱買っておくという感じでいいでしょう。炭は余ってもしばらく保管しておけますので、少し余裕のある買い方をしましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)